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コフィー   COFFY(1973・アメリカ)
■ジャンル: アクション
■収録時間: 91分

■スタッフ
監督・脚本 : ジャック・ヒル
製作 : ロバート・パパツィアン
撮影 : ポール・ローマン
音楽 : ロイ・エアーズ

■キャスト
パム・グリア(コフィー)
ブッカー・ブラッドショウ(ハワード)
ロバート・ドクィ(キング・ジョージ)
ウィリアム・エリオット(カーター)
アラン・アーバス(ヴィットリオ)
シド・ヘイグ(オマール)
リンダ・ヘインズ(メグ)
コフィー
この映画が作られた時代に生まれていないオレでも、パム・グリアに全く思い入れのないオレでも、『コフィー』を見て、パム・グリアの虜になったね。女優としてのパム・グリアというよりも何かこの存在そのもののクールさに惹かれる。アフロヘアーの抜群の格好良さと、拙いが頑張ってるのが良く分かる芝居。う〜んまさに夏樹陽子×梶芽衣子÷2+池玲子÷2=パム・グリアだな。

■あらすじ


看護婦のコフィー(パム・グリア)は、麻薬によって廃人にされた11歳の妹の復讐のために高級娼婦ミスティークとして麻薬組織の撲滅を誓う。たった一人の女がその褐色の類い稀なる肉体と美貌を武器に男たちを一人一人片付けていく。


■とにかくクールだぜ!パム・グリア


パム・グリア パム・グリア パム・グリア
『ジャッキー・ブラウン』(1997)でしかパム・グリア(1949− )を見たことがないオレにとって、まず最初の驚きはその巨乳ぶりだった。この大いなる谷間を目の当たりにして体中から妙なパワーがみなぎらない男がいるだろうか?(ただしゲイは除く)そして、がっちりしていた『ジャッキー・ブラウン』とは違って抜群にシェイプされたボディー。
もうジャック・ヒルの完全犯罪にしてやられたな。

パム・グリアこそまさに70年代のセックス・シンボルでありブラックスプロイテーション映画のイコンだった。彼女とロジャー・コーマンの弟子ジャック・ヒル(白人)の混血児がこの一連の作品であり、瞬間の輝きの美しさを生み出していた。

パム・グリアは今でこそ太ったおばちゃんだが、若い頃は地元コロラドで絶世の美女として有名だったという。173pの長身と巨乳を武器に、1970年にラス・メイヤーの『ワイルド・パーティー』の端役から始まり、1971年にロジャー・コーマン製作女囚映画で、本格的に映画デビューする。本作以降は『フォクシー・ブラウン』(1974)などブラックスプロイテーション映画で活躍する。しかし、ブームも1975年頃には下火になりパム・グリアの存在は忘れ去られていく。

そして、苦悩の80年代、パムの姉はガンの闘病生活の末に1990年に死去し、姉の息子も彼女の病状に悲観し自殺した。さらにパム自身も1988年、ガンになり18ヶ月闘病生活を強いられる。そして、見事生還したパムは1997年に『ジャッキー・ブラウン』で奇跡の復活を果たすのである。ちなみにプライベートでは、カリーム・アブドゥル=ジャバー(『死亡遊戯』の)やリチャード・プライヤーと付き合ったりしたが結婚は一度もしていない。立候補求む!


■オー・ジーザス!その気持ち分かるぜ!


パム・グリア パム・グリア
早速『ジャッキー・ブラウン』でも流れていたソウルフルなオープニング・スコアが流れる。そんな中白人と東洋人の女をはべらす下品極まりないアフロヘアーに赤シャツの黒人マフィアを誘惑するパム・グリアーの灼熱のダイナマイト・ボディーが画面狭しと映し出される。11歳で麻薬によって廃人にされた妹の敵をとる為に、自分の肉体の全てを使って麻薬組織の壊滅を誓うコフィー。

「お友達になろう。欲しいものは何でもやるぜ。男一人で足りるか?」「ああ・・・早くクスリを・・・何でもするから・・・」「オー・ジーザス!」

この一連の芝居を見て、あまりの下手さ加減に呆れるべからず。この作品において早撮りを実現するために現場に、麻薬が出回っていたかは知らないが、とにかく棒読み、宙を彷徨う視点な登場人物で溢れかえっている。
下手な役者に「アドリブ」「長廻し」という狂気の沙汰を行えるのがジャック・ヒルの強みだ。

そして、なんかやる気のねぇ〜タイトル・ソング・スタート!「コフィーは色 コフィーは色 コフィーは君の肌の色 コフィーは君の住む世界〜♪ コフィーは何かを感じている〜ィエェエ〜〜♪」かなりやる気のないィエェエ〜なのだが、
恐らく歌詞にはほとんど何の意味も無いのだろう?「考えるな!感じろ!」の世界である。

そして、衝撃の巨乳が飛び込んでくる。デレデレするアフロ・オヤジの片隅で、コフィーのナイスボディに目もくれずに注射針を腕に射してるチンピラ。「コイツ、コフィー見て何も感じねえのか?」と思うまもなく、コフィーはアフロ・オヤジの頭をショットガンでぶっ飛ばすのである。しかし、なぜそこにショットガンがあるんだ?と言う疑問が当然生まれるのだが、そういった疑問なぞ放置した状態で物語は進んでいく。


■どこまでも魅力のねぇ男優陣


それにしてもコフィーの幼馴染の警官カーター役の役者。強烈にへたくそだな。このウィリアム・エリオット(1934−1983)俳優としてのキャリアはバイト感覚に近く、本業はドラマーの人であり、当時ディオンヌ・ワーウィックの夫だった。

「白も黒も関係ない。重要なのは札束の“グリーン”だけだ」

そして、かなりやる気の無いノーテン気な『ジャッキー・ブラウン』でもやる気のないシーンで流れていたソウルに乗りながらストリップ・バーに場面が唐突に展開する。おそらく100人中100人が見てもハワードには魅力感じないだろうな?それにしてもこのハワードのどこにコフィーは惚れたのだろうか?

勿論金だろうな。ハワイ旅行まで一緒に行ったと言っていたしな。こんなオヤジが相手のベッドシーンは、ラブリィーなムード音楽が流れているにも関わらず、パムも全くやる気なしの湿っぽいムードが漂っていた。


■おお、コフィーの褐色とナース服の白色のコントラスト


パム・グリア
ようやく本業のナース姿で登場するコフィー嬢。しかし、早速駐車場で白人のレイプ魔に襲われかける。偶然その辺をほっつき歩いていたカーターに救われるのだが、コフィーと一緒にいたいカーターは「まあ今回は許してやるから・・・」と身分の照合もせずにレイプ魔を逃してやる。

そんなかなり雑な警官カーターが「正義のためなら金になびかない警官もいるんだ」と自分のことをコフィーにアピールするのだが、かなりの説得力のなさである。さらに説得力の無い暴漢二人の襲撃を受けカーターはぼこぼこにたこ殴りされる。かなりやる気ないバットの連打を加えたこの暴漢の一人は、コフィー嬢のナース服からはちきれんばかりの巨乳を目にした瞬間に、かなりのやる気で逃げるのも忘れて服を引きちぎり押し倒すが・・・

露わな胸を揉み揉みだけして思い出したように退場していく。なんとも消化不良なコフィー嬢をよそに一人の男がまさに登場しようとしていた・・・


■キング・ジョージのテーマ曲に震えて眠れ


コフィー
「ヒ・イズ・ア・キング!ヒー・イズ・ア・プッシャー!」のほんわかメロディと共におもむろに登場するこの男。黄色のジャンプスーツと何とも表現しようのないサングラスに帽子。そして、ステッキと「パーマン」チックなマントで登場するキング・ジョージ。どこからどう見ても成金チンピラにしか見えない貫禄のない男だが、歌詞の中では「ミスター・クール」とも歌われている。

遂に真打ち登場なのだが、はっきりいってメタクソダサイ!しかもすぐに殺されてしまうのである。ここで思うのだが、普通20分も立たずに殺される奴の為にテーマ曲までこしらえるか?しかも殺され方がかなりショボくて残酷なのである。

そんな高級娼婦の元締めでもあるジョージは、必ず女を雇う前にお試しをするらしい。「ビジネスなんだ!」と主張するジョージだが、絶対に違うことは男なら容易に分かる。しかし、この売春待機場の雰囲気。懐かしいなぁ。シドニーで仕事柄よくこういう部屋でだべったもんだ。しかし、時代は変わってもこういうエスコート・サービスの本質は変わってねえよな。

「うっそぉ〜あのデブおやじぃ〜」とか超ナイスボディの金髪お姉さんが、客がついたのを知ると愚痴ったりするのだが、こういう世界において、忙しい女がよく言う愚痴だ。ああ〜懐かしのあの時代よ。しかし、私も半年ほどシドニーでこんなアパートに居候していたが、
時間は早く過ぎ、モラルは地の底まで低下し、一日は雑談で過ぎていく無為な日々になっていくものだ。しかし、若い頃にヒモ生活を経験しておくことは、悪くない経験である。

そして、何気に『緯度0大作戦』のリンダ・ヘインズ嬢が娼婦の一人で出ている。


■タランティーノ当時11歳・・・そりゃ衝撃だな


パム・グリア パム・グリア パム・グリア
パム・グリアー!テンプテーション・タイム!この誘惑に男は果たして耐え切れるのだろうか?耐え切れたらホモかも・・・。しかし、今やシリコン・バスト全盛の時代に、この原始バストの素晴らしいこと。パム・グリアーの造形は一級の芸術品であり、その仕草は下界に降りた褐色のチョコ・バーなのだ。

コフィー ベイビィ チョコ・バーのようにスイート〜♪ この広い世界に類い稀なブラック・パールのよう〜♪不安なんて風に捨てて 欲望の赴くままに〜♪ でもねコフィー ベイビィ あなたは歌のように優しくて〜♪ 

う〜〜ん。コフィー。惚れたぜ。このテーマ曲も70年代のゆる〜いエロさに満ちていていいよなぁ。


■チープ・イズ・ゴージャス


パム・グリア
この美しさ果てしなく別格。しかし、イタリアン・マフィアのボス・ヴィットリオのしょぼアフロと、SM好きぶりはちょっと失笑必見である。「ニガービッチ!」とかいってコフィー嬢を虐めるのだが、なんかこのシーンが良い。パム・グリアーのやられる芝居は下手といえば下手なのだが、なんか中島ゆたかみたいでたまらなくツボである。

しかし、ここでも野暮な疑問なのだが、
あの片目の義眼の男は一体なんだったんだろうか?コイツ役に立ったか?それはともかくとして、キング・ジョージの退場をきっかけにコフィー嬢の露出もめっきり減り段々と長まわしにへたっぴ芝居を見せ付けられ、ぐだぐだの展開になるのだが、最後は彼氏ハワードに裏切られたコフィーが股間にショットガンの一撃をぶちかまし哀愁の終幕となるのである。

しかし、あのきりっとした表情がたまらなく格好いい。
「終わりと思っても、まだ始まったばかり〜♪」のクールなエンディング・ソング・・・う〜ん、これはB級映画の中でも別格だな。

ちなみに本作は4週間の撮影期間をかけて50万ドルの予算で作り上げられ、130万ドルの興行成績を挙げたという。

− 2007年7月25日 −


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