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ファイナル・デスティネーション   FINAL DESTINATION(2000・アメリカ)
■ジャンル: ホラー
■収録時間: 97分

■スタッフ
監督 : ジェームズ・ウォン
製作 : グレン・モーガン / クレイグ・ペリー / ウォーレン・ザイド
原案 : ジェフリー・レディック
脚本 : グレン・モーガン / ジェームズ・ウォン / ジェフリー・レディック
撮影 : ロバート・マクラクラン
音楽 : シャーリー・ウォーカー

■キャスト
デヴォン・サワ(アレックス・チャンス・ブラウニング)
アリ・ラーター(クレア・リヴァース)
カー・スミス(カーター・ホートン)
クリステン・クローク(ヴァレリー・リュートン)
ショーン・ウィリアム・スコット(ビリー・ヒッチコック)
ファイナル・デスティネーション
見終わった後の感想「退屈せずに見れた」。そして、30分後「何も残らなかった」という最近やたら多い志の低い商業主義丸出しのジェームズ・ウォンによる完全に若者の知性に対して舐めた態度で作り上げた作品。数字の遊びや役名の変なこだわりなどそんなことをしている前にもっと映画作りの本質を見直すべきだろう。

■あらすじ


修学旅行でフランスに行くことになったアレックス(デヴォン・サワ)ら高校生一行が、パリ行きの飛行機に乗る。その離陸までの待ち時間にアレックスはこの飛行機が墜落する夢を見る。目が覚めたアレックスは離陸寸前の飛行機から、「この飛行機は墜ちるぞ!」と騒いだため飛行機から追い出されることに、それに伴い追い出された6人の生徒と1人の先生。そして、7人の目の前で他の生徒を乗せた飛行機が墜落する。


■本作はある意味コメディ映画


退屈はしない。特に飛行機墜落から生存するプロセスはなかなかの迫力である。ただし、迫力があるだけで、30分もたてば登場人物の描写の甘さ=役者を生かしきれてない演出の幼稚さを嫌と言うほど見せ付けられる。結果的に97分を無駄に食い散らかされたと感じてしまう作品である。

もちろん野暮な話だが、バスに轢かれて死ぬシーンや、列車から弾き飛ばされた破片で首チョンパーされる映像などは魅力的だが、その魅力的という意味は、「笑える」という意味での魅力的ということである。
ホラーは志を低くすると必ずコメディ映画になるのだが、本作もそういった意味においてはコメディである。


■製作側の志の低さと商業主義


ある意味肝心の人間ドラマがお粗末なので、もはやどうやって殺されていくのか?を楽しむしかない。しかし、ふと思うのだが、人間がどうやって殺されていくのかを楽しむ映画って相当悪趣味である。私は相当自由主義な人間だが、
人の死をゲーム感覚で描くその感覚は、いかれていると言った魅力的な感覚ではなく、金にできるものなら何でも金にするという感覚を感じさせる。

先ほども書いたが、この映画を見ていると、おそらく笑いもこみ上げてくるだろう。それは製作側にそういう意図が明確にあるからである。
人の死に様、死にもがく姿を笑い楽しんでくれ!と。こういう死に対する尊厳のかけらもない映画を見ていると、ある程度の映画をよく見ている人なら見るのを途中でやめるか、割り切って笑ってみるかしかないだろう。つまり本作は子供だましな年齢層をターゲットにした作品である。


■「死」について一番分かってなさそうなコイツラ


アリ・ラーター アリ・ラーター アリ・ラーター アリ・ラーター
物語が進むにつれて魅力的なアリ・ラーター(1976)

ちなみに当初は主役の2人をトビー・マグワイヤとキルスティン・ダンストで考えていたと言うが、演出力のお粗末な監督の下でどんな役者が出ようともあまり変わり映えはしないだろう。

ただ1つ悔やまれることは、本作は「死」は運命づけられており、順序だてられていると言う概念であり、その概念の実行の過程を阻止しようとするのだが、デート・ムービーに仕上げるために若者を主役にしたのがまずかった。これが30代以上だとなかなか新しい切り口の魅力的な映画ができたかもしれない。

最後に思うことは、「死」をゲーム感覚で捉えてるコイツら製作陣のオヤジどもの方が、よっぽど「死」の本質についてわかってなさそうだな。と感じた。っていうか金さえ儲かればそんなことどうでもいいって感じなコイツラなんだろう。とにかくよっぽど暇なときに見たければ見ればっていう作品。

− 2007年6月7日 −


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