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続・黄金の七人/レインボー作戦  GOLDEN SEVEN: STRIKE AGAIN!(1966・イタリア)
■ジャンル: コメディ
■収録時間: 101分

■スタッフ
監督 : マルコ・ヴィカリオ
製作 : マルコ・ヴィカリオ
脚本 : マルコ・ヴィカリオ
撮影 : エンニオ・グァルニエリ
音楽 : アルマンド・トロヴァヨーリ

■キャスト
フィリップ・ルロワ(教授)
ロッサナ・ポデスタ(ジョルジア)
ガストーネ・モスキン(アドルフ)
エンリコ・マリア・サレルノ(独裁者)
続・黄金の七人
ただひたすらロッサナ嬢の魅力を堪能しよう。いい女は背中で男を虜にする。そして、いい女に騙されることはいい男へのパスポートなのである。

■あらすじ


黄金の七人が再び結集。次の計画は南米の独裁者を誘拐して、さらに金塊まで奪おうというもの。ジョルジアちゃん(ロッサナ・ポデスタ)もセクシー衣装で待機してます。果たして、計画通り今度こそ金塊をゲットできるのか?奇想天外な秘密兵器を使って七人が大活躍。


■ジョルジアちゃん七変化


トプカピ』に匹敵するオシャレ系泥棒映画『黄金の七人』の続編。レインボー作戦は、教授(フィリップ・ルロワ)の驚きの女装から始まる。前作のジョルジアちゃん(ロッサナ・ポデスタ)の白の毛皮のコート姿で登場する教授のオープニングは前作のおしゃれムード満点でかなり期待感を掻き立ててくれる。このゴージャス路線で物語を進めて欲しかったのだが・・・・

今作の見どころは何といってもジョルジアちゃんである。生肌全開でとにかく艶かしい。教授の魅力的な新兵器も多く登場するが、やはりジョルジアちゃん七変化のインパクトの方が遥かに勝る。ある意味、007ブームも頭に入れ、ボンドガールを主人公にスパイ映画を撮ってみたならば・・・の発想で続編製作をしたのだろう。それにしてもオープニングの金庫強奪シーンはお見事である。この路線で進めて欲しいのだが・・・


■ジョルジアちゃんのレザースーツと生脚


ロッサナ・ポデスタ
全身レザーファッションのジョルジア嬢が本作で一番格好良い。まさにキャットウーマン張りのその姿はよほど自分の体型に自信がないとできない究極のコスプレである。特に腰のくびれとヒップラインが美しい。
まさに変身願望が女性の美を磨きあげる基本である

しかし、舞台が南米に移ってからおしゃれな泥棒映画からスパイ映画にシフトチェンジしていくにあたり本来の『黄金の七人』テイストは急激に失われていくのである。

ジョルジア嬢は脚もかなりの美脚である。背中のラインも妙に艶かしいが、過度に嫌味もなく可愛くて妖艶なフェロモンをこれ程撒き散らせる女性はなかなかいないのではないか?彼女の存在感のみでここからは展開していくのである。
まさに美しい脚は、美しい指先に匹敵する女性の美の最先端地点である


■掛け値なしに面白かった前作を超えることは難しい


決して1人も人が死なないというのがオシャレ映画の基本である。このパンチング・バズーカー砲もそういったポイントを考慮したかなりの優れものである。いかに人を殺さないで盗むかが、オシャレな泥棒映画の基本である。

そして、ジョルジア嬢。キューバの核ミサイル危機をモチーフにフィデル・カストロをモデルに南米で黄金を泥棒する7人ではあるが、どうも南米にジョルジア嬢と教授はもう一つマッチしていない。今だからいえるのだが、黄金の7人にはやはり、スイス銀行やモンテカルロやラスベガスやドバイが似合うのだろう。


■裏切りは女のアクセサリー


続・黄金の七人
結局はジョルジア嬢、教授を裏切るのだが、お約束通りに失敗する所がとてもカワイイ。
とにかく、いい女はいちいち一つの失敗にくよくよしていては始まらないのである。

『ルパン三世』の記念すべき第一作にて峰不二子に裏切られたルパンが不二子に言うセリフがこれである。
「裏切りは女のアクセサリーのようなもんさ。いちいち気にしてちゃ女を愛せるわけがないぜ」
この名セリフに『黄金の七人』が与えた影響力の強さが伺えるのである。


■脚から舐めまわせ!


続・黄金の七人
前作で小石を顔面に浴びる瞬間の喜びで、全国の男性の共感を得たこのハンサムな男に双眼鏡を持たせると・・・もちろん、仕事もそっちのけでジョルジア嬢の身体を舐め回すように観察するのである。この男はシリーズを通じて感情移入できるいい役柄を演じている。
双眼鏡でいい女を眺めるときは基本は顔からではなく、脚の先からなのである。このこだわりかなり大切。

残念ながら本作は、『黄金の七人』ほど面白くはなかい。その理由の一つは舞台設定だろう。独裁者に支配されている南米の国を舞台にしているのだが、そうするならば当時としては嘘でもハバナのようなゴージャスな街や南米の美しいビーチ、そして、ラテン美女をふんだんに登場させるべきであった。

当時はマルコ監督がポデスタ嬢の夫であり、そのためポデスタ嬢の魅力だけをくどいほどにお色直しをして見せ付けるのだが、これほどの美女なのだから他にも3人くらいラテン美女やラクウェル・ウェルチが登場しても全く霞むことなどなくむしろ映えることになったんじゃないだろうか?

さらに脚本に中途半端にこりすぎたのがいただけなかった。こういう作品はムードが大切なので、単純明快なストーリーでいいのである。せっかく中盤をストーリーを消化することに費やしても、後半に意味のない5人の仲間割れの銃撃戦や前作の映像の再利用で結局ストーリー破綻してしまうのではまったく無駄なのである。

究極のポイントは本作の音楽がいただけなかった。口笛のあまり魅力を感じない『Mr.BOO』に流用されたテーマ・メロディと暗いロシア調のメロディ、あと中途半端なラテンのリズムが前作の抜群のムードをぶち壊していた。本作での全ていい音楽は前作使用の音楽だった。そして、映像的にももうすこし、開放感溢れるセンスでおしゃれなムードをかもし出していたら間違いなく魅力的な続編に仕上がっていただろう。

− 2007年2月25日 −


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