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大脱走 THE GREAT ESCAPE(1963・アメリカ) | |||||
| ■ジャンル: 戦争ドラマ ■収録時間: 173分 ■スタッフ 監督・製作 : ジョン・スタージェス 原作 : ポール・ブリックヒル 脚本 : ジェームズ・クラヴェル / W・R・バーネット 撮影 : ダニエル・ファップ 音楽 : エルマー・バーンスタイン ■キャスト スティーヴ・マックィーン(ヒルツ) ジェームズ・ガーナー(ヘンドリー) リチャード・アッテンボロー(バートレット) ジェームズ・コバーン(セジウイック) チャールズ・ブロンソン(ダニー) ドナルド・プレザンス(コリン) |
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■あらすじ 第二次世界大戦中にドイツ軍の捕虜の中でも筋金入りの脱走常習者達だけがサガンの刑務所に集められた。クーラーキング・ヒルツ(スティーヴ・マックィーン)やビッグX(リチャード・アッテンボロー)やトンネルキング(チャールズ・ブロンソン)達は厳重な刑務所からなんと250名一斉に脱出する計画を立てた。 ■感動よりも満足感で一杯になる作品 ![]() オープニングのエルマー・バーンスタイン(1922-2004)の「大脱走」のマーチから素晴らしい。ただ単にドイツ軍の軍用車の一群が緑の平原の中を走っているだけなのだが、これだけわくわくさせてくれるのである。もうこの時点から多くの人は本作品のマジックにかかっているのだろう。自然の中を走る迷彩色でくすんだ軍用車とヨーロッパの風景の輝くばかりの緑色。そして、タイトル文字の濃い赤色のコントラスト。ポイントは軍用車が通り過ぎるたびに揺れる草花ののどかな描写である。 この作品は実話を映画化したものだが、その面白さゆえにそんなことがどうでもいいくらいのレベルに感じてしまう稀有な作品である。感動よりも満足感で一杯になる作品である。 ■スターの競演が本当に素晴らしい効果を生み出している ![]() この作品当時のスターの序列として意外にもドナルド・プレザンス(1919-1995)はこの当時からスター扱いだった。彼は第二次世界大戦に実際に出征している。ランカスター爆撃隊の一員として爆撃機に乗っているときに撃墜され、ドイツ軍の捕虜として本作の舞台ルフト第三捕虜収容所に収容されていた。映画公開当時は実際に『X作戦』に参加したと広告されていたが実際は参加していない。代表作は『007は二度死ぬ』(1967)のボンドの宿敵ブロフェルドだろう。 実に多くの魅力的な登場人物が登場する。本作の魅力は、もちろんマックィーンのバイク姿やブロンソンの渋さ、ガーナーの抜け目なさそうで世渡り上手に見えて実は情深い所など数え切れないほどだが、「いい味出してるこいつら」も最高の魅力をかもし出しているのである。 そして、何よりも今の映画が見習うべきポイントは豪華キャストそれぞれに物語があり、ゲスト出演的な役割では決してなく、画面上の端っこでも豪華スターが芝居しているところなのである。最近の映画がつまらなくなっているところは明確にスターを甘やかしすぎなところにあるのである。スターが出てくる場合は手前だけというのは映画としての広がりをなくするばかりなのである。昨今の映画はこの傾向により空間の狭い映画が大作にもかかわらず氾濫している。 ■男たちの熱さを体感せよ!はまるはず・・・この世界観 ![]() 独房王(クーラー)ヒルツを演じるスティーブ・マックィーンの格好良さは、やはり別格的に存在する。もう全てがシンボリックに格好いい。今でも十分に通用するファッションから、彼の捕まえられても捕まえられても逃げる不屈の魂は、もはやギリシア神話のシーシュポスそのものである。あくまでも一人で行動でき、友情にも厚い男が真の男であることを教えてくれる。 そして、もう一人製造屋セジウィックを演じるジェームス・コバーンも登場から格好いい。水道の水をぺろりと舐めしかめっ面をしてぺっと吐く姿だけでもかなりの様になる。コバーンの存在感は男臭い仕草の存在感なのである。特にトンネルを掘っているトンネル・キング・ダニー(チャールズ・ブロンソン)をフォローするときの2人の「無言のキャッチボール」は抜群である。 ■いい味出してるこいつら その1 ![]() 通称モグラのアイブス(アンガス・レニー、1930- スコットランド出身のイギリスのTV俳優。他に『633爆撃隊』(1963)『素晴らしき戦争』(1969)に出演)がかなりいい味を出している。前半部分は彼の存在がスパイスとして利いている。飄々とした小柄な男だが、段々逃亡できないことにあせりと焦燥を感じ、やがて、自暴自棄になって鉄条網を乗り越えようとして銃殺される役柄である。彼の存在がヒルツのヒーロー性により輝きを与えているのである。 冒頭の20分内で、ロシアの囚人の群れに紛れ込んだり、軍用トラックの牧草の中に紛れ込んだりと早速懲りない面々達は脱走を図ろうとする。この作品のいいところはこういったシーンの描写に悲壮感がないところである。何か先生の目を盗んで悪いことをしようとしている子供達みたいな所がすごくよいのである。 ■スティーヴ・マックィーンの魅力全開 ![]() 独房王だけあって、何回もヒルツは独房に入る。このヒルツの役割をジョン・スタージェスは見事に利用している。何月何日といった最近の映画に多い野暮な記載は一切せずにヒルツが何日後に出るとかそういった時間軸としても利用することで時の経過を見事に示している。本作でのヒルツは不屈の男のシンボルでもあり、『反骨精神』そのものである。そして、時計の役割も果たしているのである。 独房で一人壁あてをして時間を過ごすヒルツが格好良い。この壁あてがラストの粋なオチへと繋がるのである。しかし、当初は後半までの大半を独房の出たり入ったりを繰り返すだけの役柄にマックィーンは不満を漏らし、そのことにより撮影が6週間中断したという。ヒルツの役柄についてガーナーとコバーンが説得したという。 予断ではあるが、最初の壁あてのシーンで左端にちらちらとセットの切れ目や手が写っているのである。恐らく劇場公開時は、切れて見えない部分なので問題はないのだろうが、DVDという媒体が見せてくれるそういった問題のシーンはいい意味で興味深い。(他にも大型の撮影用ライトが写っていたりと) ビッグXが登場する。リチャード・アッテンボロー(1923- )扮する脱獄計画立案のプロ・ビッグXの説得力あふれる存在感が実に心地よい。そして、ビッグXの右腕マクドナルドを演じるゴードン・ジャクソン(1923-1990)もまたよい。この二人のコンビが本作品の子供たちのいたずらを組織化していくのである。冒頭の子供達のいたずらはこのビッグXの登場によって、壮大なるチームプレイへと発展していくのである。 ■いい味出してるこいつら その2 トンネル・キング・ダニー(チャールズ・ブロンソン)の相棒トンネル・キング・ウィリーを演じるは、当時イギリスと日本においてかなり有名だったポップ・スター、ジョン・レイトン(1939- )である。1961年に「JOHNNY REMEMBER ME(霧の中のジョニー)」で全英No.1に輝いているのりに乗っている時期に出演した映画である。微妙にロバート・レッドフォードに雰囲気が似ているので、中学生のときに本作を見たときレッドフォードと勘違いしていた。この青年が父親くらいも年齢の離れているブロンソンと全く違和感のないコンビを不思議にも見せている。 ■いい味出してるこいつら その3 ルーガー所長演じるハンネス・メッセマー(1924−1991)は、1959年ロベルト・ロッセリーニ監督の『ロベレ将軍』でヴェネチア国際映画祭に演技賞に輝いた名優であり、実際に第二次世界大戦ではドイツ兵として東部戦線に出征し、ソ連軍の捕虜の経験もある。ナチの敬礼に乗り気ではないドイツ軍将校なのだが、1944年当時においては、もはや敗戦ムードが漂い始めていたので、ヒトラーに対して批判的な将校は多かったのである。 このルーガーの人間味あふれる態度が、大脱走を許す原因の一旦となるわけだが、この人の存在なくしては本作の明るい緊張感=フェアプレイ精神は描けなかっただろう。物語というものは何から何までも緊張感で包んでしまえばいいものではないのである。 ■いい味出してるこいつら その4 何気にお気に入りのこのオヤジ。測量士カベンディッシュを演じるナイジェル・ストック(1919-1986)。合唱団を率いて行進したりもするのだが、測量ミスとトンネルの穴から出るときにつまずいてドイツ兵の監視の目に引っかかるきっかけを作る。まさに逆の意味での物語のムードメーカーなのだ。そして何よりも実際大脱走にあまり役に立っていなさそうな所が実によい。 ■ブロンソンの汗臭さ とにかくダニー達がトンネルを掘るときのリアリティが斬新過ぎる。1963年にこんな斬新なアイデアを実際映画上で展開できるジョン・スタージェスはやはりすごい。それにしてもブロンソンは教えてくれる汗のしみこまない映画に高揚もワクワク感も得られないと。彼の少年時代の炭坑夫の経験が生かされたトンネル掘りのシーンを見ていると自然と緊張感とワクワク感が画面上にみなぎる。これこそが本当の役者の芝居なのである。身体全体を使って表現できる役者こそが本物の役者なのである。CGとアップの多様による表現方法は明確に映画の陳腐さの表現なのである。 ちなみに7月4日にアメリカの独立記念日ということで、ヒルツとヘンドリー達が、焼酎を作ってみんなに振舞うのだが、この独立記念日というのはイギリスからの独立に当たるので、複雑に苦笑いするビッグXを含むイギリス軍将校達の表情が笑える。こういったイベントを発生させることによって、この収容所がいかに他人種の空軍将兵によって構成されているかを実感させてくれるのである。 ■いい味出してるこいつら その5 土処理担当アシュレイを演じたデヴィッド・マッカラム(1933− )。ナポレオン・ソロで有名な俳優であり、60年代が過ぎると一気に人気がしぼんでいった人ではあるが、本作においてはビッグXを心の底から尊敬し、彼を救うためには命まで投げ打つ信義に厚い役柄を見事に演じあげていた。個性の強い登場人物の中において、地味ではあるが、その平凡さが作品の中に絶妙の現実味を焙り出していた。 ■男と男の友情 ![]() このイギリス人・コリン(ドナルド・プレザンス)とアメリカ人・ヘンドリー(ジェームズ・ガーナー)の友情が実に素晴らしい。進行性の近視によって盲目に近いコリンと共に彼の目となり足となって脱走を図るヘンドリー。戦闘機を乗っ取るも燃料切れにより墜落し、コリンは射殺されてしまう。「ありがとう、逃がしてくれて・・・」と言って死に絶えるコリンの姿が感動的である。 物語の1時間45分以降の60分は76名の脱出劇に費やされることとなるのであるが、脱走までの限られた環境の中での物語の進行が丹念に描かれていたからこそ、残りの60分で一気に開放感が生まれている。こういったひとつの作品を仕上げるにあたっての時間を考えたモノ造りが素晴らしい作品を生み出すのである。 ■マックィーンと言えばトライアンフ! ![]() バイク姿のマックィーン=ヒルツの格好良さは誰もが認めざるを得ないところだろう。ちなみにヒルツの乗るバイクはBMWである。それにしてもこのバイクシーンを盛り上げるのが音楽とアルプスの草原である。エルマー・バーンスタインの音楽が物語の全ての要素に味付けの役割を示しているのである。やはり映画音楽は伴奏のほうがいいのだろう。そして、アクションをする背景もごちゃごちゃした場所よりもシンプルな空間の方が見栄えするのである。 バイクを揺らして残りの燃料を調べるところに震えない男はいないだろう。この作品は、男達に対してカメラワークはアップを多用しない。男臭さとはやはり表情で見せるものではなく全体からにじみ出るものなんだろう。そういった男臭い仕草を意識して画面の前に披露している人がマックィーンという人なのである。 こういう男が男に惚れる作品というものは一つの映像芸術の頂点だと言えるだろう。 ![]() 結局は自転車と手漕ぎボートで逃げた3人だけが脱出に成功する。バイクや蒸気機関車やトラックで必死に逃げる男達の脇を自転車で飄々と脱出するコバーンの魅力は一種独特なダンディズムである。逃げおおせる時においてブロンソンは一気に魅力的でなくなるのに対して、コバーン一定して魅力全開なのである。 ちなみにマックィーンが逃亡に失敗しバイクごと絡まる有刺鉄線は、スター達が撮影の合間にこしらえたゴム製の有刺鉄線である。このバイクによる逃走シーンこそマックィーンが降板しないことを条件に追加させたシークエンスなのである。一人の俳優の我侭がなければこの作品の魅力は大いに損なわれていたのである。昨今の精神的に病みすぎているただの我侭俳優と彼の違いはここにあるのである。精神的な我侭と創造に伴う我侭は別次元で考えるべきである。 ![]() ちなみにマックィーンが、バイクで去っていった後を追いかけるドイツ兵はマックィーン自身である。編集の見事さによってマックィーンがマックィーンを追っかける構図が成り立つのである。一方、3メートルの鉄条網を飛び越えるシーンは保険の都合上、マックィーン本人ではなく友人のバド・イーキンズが演じた。リハーサルでマックィーン自身が演じたときは鉄条網に衝突し失敗したという。3メートルの柵を飛び越えるのも危険だが、草原の上を100キロ近くのスピードを出して助走することの方が滑りやすいので危険なのである。 ■いい味出してるこいつら その6 ![]() やっぱり出てくれました。この男が出ないとゲシュタポではない!そうカール=オットー・アルバーディ。いい味出してくれます。情のかけらもなくビッグXが逃げ切れたと安堵した瞬間に現れてくれます。この男がナチの軍服を着て登場する姿を見ることは小さな喜びである。「ユア・アームズ・アップ」のプの発音の切れ味が抜群によいところなど、冷酷なゲシュタポっぽさ全開である。 ■いい味出してるこいつら その7 ヒルツが独房に入るたびに、グローブを投げ渡すゴフを演じているジャッド・テイラーは、アメリカのTVドラマ監督として有名で、作り上げた作品群の質の割には1981-83にかけて全米監督組合の組合長に君臨している。この全米監督組合の組合長はキング・ヴィダー(1936-1938)を始め、フランク・キャプラ(1939-1941)ジョージ・スティーブンス(1941-1943)ロバート・ワイズ(1971-1975)ロバート・アルドリッチ(1975-1979)などが歴任している。ゴフは作中において、ヒルツと雑談するか、グローブをヒルツに投げるか、焼酎をヒルツ達と造るかしかしていないのである。この男だけが登場人物の中で唯一何の役割も与えられていない男である。 ■いい味出してるこいつら その8 ![]() 最後の最後でヒルツは独房に再び入れられるのだが、懲りずに壁あての音が響き、立ち止まるこのドイツ兵の出で立ちが素晴らしくよい。こいつもクーラー・キングにオトコのダンディズムを感じた瞬間だった。実際観客がくらっときてる瞬間にドイツ兵も共感の芝居を見せてくれている所が素晴らしい観客との一体感を生み出し、観客はしてやられたと苦笑いするしかないのである。ちなみにこの人助監督さんである。
■ブロンソンの運命的な出会い 実に面白い事実なのだが、スティーブ・マックィーンは実際に大脱走が行われた3月24日に生まれた。ちなみにこの作品の撮影中にデビッド・マッカラムの妻ジル・アイアランド(1936−1990)とチャールズ・ブロンソンは恋に落ちる。1967年にブロンソン、アイアランド共に離婚後、翌年に2人は再婚し、アイアランドが乳癌で死去するまで鴛鴦夫婦として知られた。 ■美しきオール・ヨーロピアン・ロケ ![]() 本作が何回も見るに値するポイントとして、基本的にドイツ兵の残虐性を強調しなかった点にあるだろう。ほのぼのした感じが、ヨーロッパの美しい自然の風景とマッチし、それが作品全体に明るいムードを出しているのである。 この作品はジョン・スタージェスが8年間温めていた原作を400万ドルの制作費によって撮影したものである。脚本は6人の脚本家により11通りの脚本の中からよい部分を即興で監督が抜き取って決めていったので、脚本というものは存在しない特別な形で撮影は進められた。当初ロケ地にはロス郊外を予定していたが、結局は西ドイツ・ミュンヘン郊外のバーバリア・スタジオで行われた。収容所の細部にわたる再現ぶりにかつて収容されたこともあるドナルド・プレザンスは「怖くなるほど、そっくりだった」と回想のコメントを残したほどであった。ちなみにマックィーンのバイク・スタントはスイス・オーストリア国境沿いで行われた。 ■少年の頃のわくわく感を呼び覚ます ![]() この作品において、意外に言葉にあがらないジェームズ・ガーナー。しかし、彼の存在なくしては映画の魅力も半減していたのだ、実際マックィーンの降板を防いだのも彼、そして、映画の中でも実に円滑油になっていた。こういう役者がアッテンボローと同じく引き締めてくれていたから『荒野の七人』組も思う存分個性を発揮できたのである。 本作の魅力は、少年の頃のわくわく感を思い出させてくれる所にある。収容所という不便な社会で、自由を求めて疾走することは、子供という親に庇護されある意味不便な存在が、自由を求めて大人に向かって疾走する様に似ている。だからこそ、子供はこの作品に惹きつけられ易いのだろう。そして、この映画を見ても何も感じない子供はもはや子供ではない。子供とは不便さの中から工夫をすることによって大人になるのである。 そして、この映画は実にユニークなメッセージを投げかけてくれているのである。これからの世界にとっての最大の課題は、不便さに対する追求心なのであるということを・・・ ■今だ色褪せぬ名作とは本作のことを言う ![]() 原作は元イギリス軍将校でスピットファイヤー戦闘機乗りだった実際脱走計画に参加した元捕虜でもあるポール・ブルックヒルが1950年に出版した『大脱走』である。映画のほうは日本において1970年にもリバイバル上映され大ヒットを記録している。 最後に現代勘違いしているアクション映画の捉え方について提示しておこう。アクションのリアリティとスピード感よりも、ストーリーを通してのアクション性を重要視するべきだろう。昨今のアクション映画が、展開は速いが、過ぎ去っていくレーシングカーのように何も残らないものが多いのもその理由からである。 ![]() そして、ジョン・スタージェスという監督の素晴らしいところは、基本的に俳優を信頼しているところである。だからこそ、彼の作品は『荒野の七人』(1960)においても何十人もの登場人物が魅力的に描かれるのである。『七人の侍』という日本映画最高峰の芸術作品が示すように、集団劇というものはただ登場させるだけでなく描写することが重要なのである。1970年代以降の日本映画が角川映画を筆頭に陳腐な脚本と演出によって退廃していった理由は集団劇の考え方にあるのである。 最後に登場人物のネーミングの見事さが、本作の魅力の100のうちの50くらいは担っているといえるだろう。こういう遊び心ある作品創りこそ今求められている姿勢なのである。 − 2007年4月29日 − |
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