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仁義なき戦い 頂上作戦   (1974・東映京都)
■ジャンル: 東映ヤクザ
■収録時間: 101分

■スタッフ
監督 : 深作欣二
原作 : 飯干晃一
脚本 : 笠原和夫
撮影 : 吉田貞次
音楽 : 津島利章

■キャスト
菅原文太(広能昌三)
小林旭(武田明)
加藤武(打本昇)
松方弘樹(藤田正一)
三上真一郎(川田英光)
金子信雄(山守義雄)
仁義なき戦い 頂上作戦
「もうわしらの時代はしまいで。18年もたって口が肥えてきちょって、こう寒さがこたえるようになってはのぉ〜」菅原文太と小林旭が渋い!このレベルの渋さは並みの俳優にはまず出せない。カタルシスよりもシンパシーを選んだ深作欣二ではあるが、しかし、壮大な物語の締めくくりとしては今ひとつ弱い終幕であった。

■あらすじ


『仁義なき戦い』第四弾。昭和38年神戸の明石組と神和会の代理戦争が広島で繰り広げられる。そんな相次ぐ抗争に対する市民の警察に対する批判の中、頂上作戦が決行される。この作戦により明石組の後押しを受けていた打本組組長・打本昇(加藤武)と広能組組長・広能昌三(菅原文太)、そして、神和会の後押しを受けていた山守組組長・山守義雄(金子信雄)と武田組組長・武田明(小林旭)が逮捕されることになる。


■少し熱気に欠けるこの仁義なき戦い


本作は『仁義なき戦い』シリーズの中では、一般的に最も評価の低い作品とされている。その理由は、前作までの展開で、広能昌三(菅原文太)VS山守義雄(金子信雄)の完全決着がいよいよみられると皆を期待させていたが、実録ゆえに昌三が警察に捕まり消化不良となったことと。

今回第一作目のように焦点をチンピラ=若者に当てたはいいが、チンピラ像に広がりがなく、さらにあまり魅力的な役者が出なかったこと。そして、前回出演の松永役の成田三樹夫が登場していないことだろう。しかし、並みのやくざ映画の水準からいえばかなりのレベルの作品である。


■0.1秒でも長く残るんじゃぁ〜い!


仁義なき戦い 頂上作戦
物語のはじめから、見覚えのある顔が登場する。小林稔侍である。この尊敬すべき役者がまだ大部屋俳優の時代である。とにかく、画面への喰らいつきがすさまじい。
監督に怒鳴られるんじゃないかというくらいぎりぎりまで0.1秒でも長くスクリーンに出ようとしているのだ。冒頭からそんな小林稔侍の姿に感動する。

『仁義なき戦い』は大部屋俳優同士が、
いかに長く画面に残れるかというのを競い合ってるふしがある。そして、そんな競い合いがこの映画の中では実にいい効果を生んでいるのである。こればかりは役者の力だけでなく、監督の力によるものも多いだろう。

『仁義なき戦い』はリアルで、川谷拓三や大部屋俳優たちの戦いでもあったのである。


■最もヤクザ映画にそぐわない七三分けの一郎


仁義なき戦い 頂上作戦
小倉一郎光臨!いかつい男たちに囲まれたスカジャンに七三分けの一般人に注目!どこからどう見てもヤクザに脅されてるこの男の役柄はなんと川田組組員なのである。
『仁義なき戦い・頂上作戦』において、東映ヤクザ映画史上最弱のやくざが誕生した瞬間であった。

その名は、野崎弘。こういう露骨なミスキャストに出くわすと逆にワクワクしてしまうものである。自閉症のやくざ・・・ありえねぇ〜。この小倉一郎と黒沢年男が『仁義なき戦い』の壮大な終幕に相応しくない存在感を漂わせていたのである(『仁義なき戦い』は当初本作で完結の予定だった)。

もっと三上真一郎のように役柄作りこめよ!なんかこの二人やる気ねぇんだよな。他の仕事とかけもちでついでに出てます。だから他の仕事に影響すると困るのでいかつくは出来ないんで・・・とまさに『あぶない刑事』とかけもち状態で『ビー・バップ・ハイスクール』後期に出演していた仲村トオル状態なのである。


■見た目からして裏切りそうな男No.1三上真一郎


キャストの豪華さ。加藤武=金田一シリーズの名物警部、小池朝雄=刑事コロンボ、三上真一郎=小津安二郎作品、松方弘樹=遠山の近さん、梅宮辰夫=スクールウォーズのオヤジ、菅原文太=トラック野郎の豪華な饗宴。まさに仁義なき名物のやくざ同士の会合シーン。

巧妙なプロットで作り上げられている会合シーンだけに、実に緊張感たっぷりだ。無駄にクローズアップに頼るわけでもない画面上で全体を捉えるスケール感あふれる絵作りが仁義なき戦いシリーズの集団シーンの特徴である。だからこそ、実録やくざ映画の中でも最大級のスケールあるものとなったのだろう。

このシーンは『仁義なき戦い』と他のヤクザ映画の明確な違いを打ち出している。それは深作は5人以上の名の知れた俳優をとにかく集合させるのである。このシリーズは、「集合=集約」のドラマなのである。しかし、他の多くのヤクザ映画は「分散」のドラマが多い。

ここに『仁義なき戦い』の成功のプロットが隠されている。第一前提はしっかりした脚本=トランプのゲーム・ルール。その上で5人以上の名の知れた俳優=トランプの絵札が集合し、カタルシスを描きつつ終幕へと導いていくのである。つまり、個々の魅力を描き出すために2,3の名の知れた俳優を巧みにシャッフルし、そこから個性を生み出し、その個性が出たところでストレートやらフラッシュやらを観客に提示するのである。

だからこそ絵札ではないカードも活き活きとするのである。このプロットを知らずに表面的に『仁義なき戦い』を模倣しようとすると、ただのやくざ井戸端会議的な退屈な作品になるのである。


■決めセリフが主人公だけのヤクザ映画よさらば!


明石組の岩井信一(梅宮辰夫)は言う。
「打本はん。あんたがやで、自分で自分の首守れる人やったらわいらも苦労しまへんがな」

岡島友次組長
「今ここで喧嘩して後に何が残るんや?金は使う若いもんは亡くすで、一体誰がどう得するんや?」

広能昌三
「それに(山守との)今までのいきさつをみてみない。え?話のつくそばからみんな寝首かかれとるじゃない」

岩井信一
「岡島はん。あんたがどない思われようとこの戦争はさけられまへんねん。そのさい敵か味方かきちぃ〜っと色分けしとかなぁ。被害を受けるのはおまはんがたや。中立やなんやゆうたかて、頭に血ぃ〜の上った若いもんには、見境つきまへんさかいな」

これが脚本の見事さなのである。会合での台詞をピックアップするだけで、立場の違いが明確に分かるので、緊張感が伝わりやすいのだ。そして、決まるセリフを吐くのは文ちゃんだけじゃないのだ。


■骨のずいまでシボレーでぇ〜


広能組組員(八名信夫)が槙原組組員に射殺される。広島に攻めていっちゃると怒り狂う昌三をなだめる岩井に対して、
「広島のけんか言うたら殺るか殺られるかの2つしかあらせんので?いっぺん後手に回ったら死ぬまで先手はとれんのじゃけん」と言い放つ昌三。菅原文太の魅力全開の名文句である。

「よけいなカバチたれるな!」長老大久保(内田朝雄)の鶴の一声。

そして、やくざ映画といえばやはり外車である。『仁義なき戦い』シリーズを通して数々の名車が登場するが、本作においてシボレーがかなりのいかつさを誇っている。現代のように、運転する側と事故に会う側の安全性を考えた流線型ボディからはかけ離れたボディラインがたまらない。さらにこの車の後部座席に控えるは小林旭なのだから二重でカーマニアにはたまらないのである。

〜〜あの娘をペットに したくって ニッサンするのは パッカード 骨のずいまでシボレーでぇ あとでひじてつ クラウンさ ジャガジャガのむのも フォドフォドに・・・・なんだから。


■意外に化けるぜ!幸の薄い渚まゆみ


渚まゆみ 仁義なき戦い 頂上作戦
打本組組員福田(長谷川明男)と今は敵対する早川組の組員の女・三重子(渚まゆみ)。3年前にヌードスタジオに売られたことを根に持ってるといいつつ、車の中で愛し合う2人。果ては男に「また会いたい」と言い、男に「アパートで一緒に住むか?」と言われ歓ぶこのバカ女。

私の経験上、ある種の女性は、
不安定な生活の中で生きすぎて安定感のある生活の中だと不安になるらしい。寂しさからこういう男にほいほい着いて行くこの女の精神状態は、破滅への期待である。彼女は彼と付き合うことによって、「今度は売春宿にでも売り飛ばされるのだろうか?」とたえず考え。やっぱりそうなったかと絶望の中で悲しく安心するのである。幸せをつかみにくいある種の女は、確実につかめる不幸せという安定を求めてしまうのである。

この後すぐに福田は、早川組の仲本(夏八木勲)に鼻を切られた上に撃ち殺されてしまうのである。この渚まゆみの軽薄な行為が、広島戦争勃発の導火線になったのである。


■リアル・ゴッド・マザーの登場


打本の情婦役で中原早苗が出演している。『仁義なき戦い』の女番長登場である。
「あんたら、逢引の時にでも狙わんとこの人の命殺れんの?!」と啖呵きるこのオバサン。確実に『極道の妻たち』の歴代の姐さんもぐうの音も得ないこの迫力を持つ彼女は、深作監督の実妻である。

それにしてもこの打本のびびりようと山守の前作から引き続くいびりっぷり、
「ハハハハハハ、打本、いいざまくれじゃのぉ〜。オ○コばっかりほじっくとったけんよおどおしたんのならこのたこがぁ〜」「ほいじゃ、助けちゃるけんのぉ〜ここでよぉこの女と白黒やって見せい!」もう素晴らしいの一言。

ちなみに1992年に深作は『いつかギラギラする日』を撮った。そして、荻野目慶子と不倫するようになった。中原はその行為に対する怨恨を生涯忘れなかったという。2003年1月11日危篤状態の中、菅原文太らが病院に駆けつけるも、荻野目慶子の見舞い申し入れに対してはきっぱり拒否した。


■小池朝雄の死に様


岡島が温泉にて、同窓会で堅気の一時を恩師らと送っている最中、山守組組員(志賀勝)に殺害される。かなりの壮絶なシーン。殺害した後に「見てのとおりじゃ・・・」とぼつりと岡島の同級生達につぶやいて立ち去るシーンの刹那さ・・・ちなみにこの広島・可部温泉で起こった事件において、実際のこの組員は当時23歳で、懲役18年を勤め上げた後、現在は最高幹部に君臨している(ちなみに小倉一郎の役柄の人も今は同じく最高幹部である)。

岡島が殺られ決起をうながすのだが、岩井は煮え切らない打本に対して
「わしはタクシー屋のおっちゃんには要がないさかいな。これから1人で歩いたらよろしいがな。けど言うとくけどな、前向いても崖や後ろ向いても崖やでぇ〜。安生性根入れてあるくことやでぇ〜」と言って軽くしばく。

今作品の主役の1人は間違いなく加藤武扮する打本だろう。
やくざ組織だけでなく、企業やチームにおいても、こういう男の存在こそが、事をさらにややこしくするばかりの状況を作ってしまうのだ。


■エンストした車を押す小林旭に「熱き心に」を見る


仁義なき戦い 頂上作戦
岡島の敵をとるために幹部の藤田(松方弘樹)のダイナマイト攻撃に対して、恐れおののく山守は警察に保護を求める。
「善良な市民を保護するのが警官の務めじゃないんか?」と言って、山城新伍から渡されたタバコを吸おうとしたら「あちゃら!あち!」とマジで逆から吸って熱がるその姿・・・とにかく金子信雄の山守は、素の金子じゃないか?というほど面白いのである。

しかし、山守が襲撃されるのを武田が未然に防ぐシーンで、武田の車に、間違えて飛び乗った打本組の襲撃者(岡部正純)を乗せた車がエンストして一緒になって押すシーンがかなり印象に残る。
あのクールな小林旭が一緒になって車を押している姿はかなり貴重なはず。

そして、逮捕状を持った捜査官を前に、山守はさらに見苦しく「わしはカリエスなんじゃからの〜」としらこく仮病を装うも
「やりすぎのヤリエスじゃろ〜が!」と捜査官に突っ込まれるあっさりと逮捕されるのである。


■岩尾正隆の顔面中を揺らしながらの超メンチ玉!


仁義なき戦い 頂上作戦
広能昌三が、逮捕されてからはもっぱら武田明が、見せ場をさらう形となる。それにしても、小林旭・室田日出男VS梅宮辰夫・松方弘樹は、熱すぎる!これほど熱い男たちを今の時代に、演じれる役者が要るだろうか?正直、今でもこの時代の役者の方が熱かったりするのだ。

武田
「ほいじゃいうとったるがのぉ〜。広島極道は芋かもしれんが、旅の風下にたったことは一遍もないんで」
岩井
「よ〜し、おんどれらも吐いた唾飲まんとけよぉ〜。ええなぁ〜。わかったらはよいねぇ〜」

「じゃったらわいらも的にかけちゃるけん勝負にこいや!」と吼える藤田に対して、「いつでもこうちゃるけん!こいや!」と吼え返す岩尾正隆の超メンチ玉の迫力が凄すぎる!
本物のやくざに近い演技だから凄いと言うよりも、役者としての迫力をやくざという役柄を通して見せ付けている凄みだと言えるだろう。


■君は川谷拓三を見逃さなかったか?


仁義なき戦い 頂上作戦
藤田の手伝いをしている野崎に、藤田を殺れば男になれるぞとそそのかす、川田組組長・川田英光(三上真一郎)。彼に関する紹介文句がまたいい
「仁義を外してもカネと命に傾く男」と。

そして、川田は野崎の肩にしらこく腕を廻しながら
「のう、ひろしぃ〜。こんなもここらで男にならんと、もう舞台はまわってこんど。おお〜。」と札束をいやらしくちらちら降りながら、悪の論理を振りかざすのである。貧困と鬱屈の中で、悪の導きを受けて、自滅していく説得力のあるシーンだ。川田もまた野崎を駒のようにしか考えていないのだろう。(何気に小倉一郎の母親役と、前作の渡瀬恒彦の母親役は同じ女優である)

そして、野崎は理不尽にもお世話になった藤田を殺害してしまい懲役20年を喰らってしまう。ちなみに野崎の実家に警官隊が押しかけるシーンで、川谷拓三が、せりふ無しで出ている。クレジット無しではあるが、深作監督に直訴して、強引に出演したという。


■物語の終焉は刻一刻と・・・


木村俊恵。山守組長の姐さん。元祖極道の妻を見事に演じた女優さんで俳優座出身である。当時30代後半であったが、作品を見ている限り、金子と夫婦と言われても全く違和感がなく『仁義なき戦い』の成功に貢献した部分はかなり大きい。本作はそんな彼女の遺作になってしまったのである。後に『新仁義なき戦い』に出演する中谷一郎との結婚式当日(1974年7月26日)の朝、急性心不全で急死した。享年39歳だった。

岩井が差し入れしてくれた豪華な弁当を前に、昌三は検事に
「やくざでええ目みられるのは親分だけよ。喧嘩にしてもじぶんではやらんと、若いもんばっかりにさせよるんじゃ。本音は命がほしんじゃろぉ〜」と図星を言われぶち切れる。

「そっちらとは世界がべつでぇ〜知らんことにはだまっとれやぁ〜〜!」と言い返すも「格好つけるな!本当にあげなことおもうちゃっとるんだったらおまえが真っ先に死ぬべきじゃないんか?」と言い返されぐうの音も出なくなる。


■『仁義なき戦い』ここに完結!


仁義なき戦い 頂上作戦
そして、最後はお互い実刑判決を受けるもの同士である昌三と明の再会で物語は締めくくられるのである。

昌三
「もうわしらの時代はしまいで。18年もたって口が肥えてきちょって、こう寒さがこたえるようになってはのぉ〜」渋すぎる!
明「昌三。しんぼうせ〜の」
昌三「お互いにのぉ〜」

男のダンディズム全開のこの2人の絡み。
ある役者2人がオーラをぶつけ合ったときにその役者のスター性が、はっきりと認識される。そして、菅原文太と小林旭は文句なしのスーパースターだと実感できる瞬間である。

『頂上作戦』は、かなり多くを詰め込んだ作品である。正直かなりの登場人物に関しては、はしょった内容になってしまっている。しかし、この作品のそれぞれの登場人物が枝葉に別れていき、今後の実録やくざ映画のストーリーをつむいでいったといってもいいのである。

真の意味で、『仁義なき戦い』は、ここで完結している。
これからは、口が肥えたやくざ達の時代が始まるのである。ギラギラした若者達の生血を吸いながら。そして、今もこの構図は変わっていないのである。

− 2007年7月20日 −


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