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華麗なる追跡 (1975・東映東京) | |||||
| ■ジャンル: アクション ■収録時間: 83分 ■スタッフ 監督 : 鈴木則文 脚本 : 掛札昌裕 / 金子武郎 撮影 : 山沢義一 音楽 : 八木正生 ■キャスト 志穂美悦子(矢代忍) マッハ文朱(マッハ文朱) 田中久子(正田有希子) 天津敏(猪俣赴夫) 郷^治(白崎勲) 石橋雅史(尾野沢要介) 円山理映子(菅野真弓) |
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■あらすじ カーレーサーとして世界的な活躍を見せる矢代忍(志穂美悦子)には、別の顔があった。それは6年前に大宮刑務所で冤罪に苦しみながら、傷だらけで死亡した父親の仇を討つ事。父親を拷問の末殺し、自殺に見せかけた麻薬組織と刑務所長を追い詰めるため忍は、得意の変装を駆使して仇を追い詰めていくのだった。 ■どこが華麗なんだよぉぉぉ〜〜 ![]() 可愛いけど・・・なんかファッションがこっぱずかしいなぁ。しかもノリはもう完全にアイドル映画かな?と思いきやそこは鈴木則文。ただのエログロ映画だった。はっきり言おうこの作品のどこが『華麗なる追跡』なんだよ?悪徳政治家がクマの着ぐるみを着て、処女の少女を兄貴の目の前で犯す映画なんか華麗でも何でもないぜ。 しかも肝心の追跡シーンも華麗とは程遠い。仮面ライダー御用達の採石場から風光明媚でもない茶畑ばかりが眼下に広がるロープウェイ。『フレンチ・コネクション2』並みにマルセイユの街並みで最後は美しい湾岸沿いを追跡とまで行かなくてもいいが、せめてもうちょっと華麗な場所でラストは演出してくれよ。 まぁなんというか映画というよりも悦っちゃんファンが、悦っちゃんの若き勇姿を慈しむためだけに存在しているような価値の作品だなこれは。だからオレ的にはギリギリ許せる。ただし、悦っちゃんファンでもない人が見たら、相当にサブイ展開にまず5分くらいで観るのをやめるだろうな。 ■どこがナウなんだよぉ〜則文君 ![]() まず最初にこれについて語ろう。「ナウな悦子のニューアクション」・・・ナウか?本作の売りは明らかに悦っちゃんの七変化なのだが、ファッションコーディネーターが北本正孟ってねえ。いちいちファッションがゲイっぽいし、当時のパリで流行ってたモードを弱冠アレンジ(そう言っておこう)しただけのセンスは、どう観てもいい仕事とは思えないな。 もっと悦っちゃんの魅力を発散させる思い切ったファッションコーディネイトをしないと・・・なんか日本国内のデザイナーの派閥主義が垣間見えるよな。だから偉大な才能は海外に出て行くんだよな。コム・デ・ギャルソンの川久保玲、渡辺淳弥なんかも・・・ ■カメラ目線で微笑みかける悦っちゃん ![]() ダダダダダ〜ンという峰不二子がバイクで黄色い荒野を走ってそうなスキャットにのせてカーレーサーの悦っちゃんの姿が映し出される。そして、サーキットに優勝して、ニコッとカメラ目線で微笑みかける姿から物語は始まる。う〜〜ん、つかみはオッケーだね。なわけねえだろ。悦っちゃんファンのオレでもそのサブイ演出に凍りついたぜ。 たぶん何も知らずに『県警対組織暴力』を観に来ていた観客は、この笑顔(笑顔は勿論キュートだよ)で席を立ったはず。まず間違いなく。ただし、悦ちゃんが外車を転がすシーンで使用する顔の半分を覆い隠さんばかりのサングラスは現在的でかなりイケてる。 でも全体的に悦っちゃんが恥ずかしそうに服をムリクリ着せられてるのが、バレバレなんだよな。この作品10分くらい進めば、オシャレかどうか疑問な服装を着せられて、ちょっと恥ずかしそうな悦っちゃんの姿にさすがのファンも戸惑いを隠しきれないはず。 特に最強に酷いのが、カジノのファッションだよな。これ断言させてもらうが、1975年当時においてもファッションに敏感な人が観れば、まず疑問を持たざるを得ないだろうね。しかも、クンフーが売りの悦っちゃんにスリットなしのロングスカートなんか履かせるかよ?おかげで力のこもってないグーパンチを連発する最強にダサい悦っちゃんの姿を拝むことになってしまったじゃね〜かよ。アホかこのデザイン。 ■華麗なると、女子プロレスって相容れなさすぎだろ? ![]() セーラー服姿の悦っちゃんは、肩幅が広いのでお世辞にも似合っているとは言えなかったが、男装する悦っちゃんは、似合いすぎていて逆に引いてしまったオレだった。しかも結構長い時間この男装姿で登場するのだ。更にマッハ文朱(ジャンボな16歳らしい)まで登場する始末(始末と言わせて頂こう)。 この二人の戦い。お世辞にも格好よくねぇ〜。とにかくこの頃のマッハ文朱は酷かったよね。何がって画面上が華麗からは程遠い汗臭さに占拠されるという意味において。しかも、演歌まで歌いだすんだぜ「花を咲かそう〜心に花を〜〜」って。めっちゃバタ臭いやん。 もう汗臭い女子プロレスを見せられるに及んでは、さすがにぞっと背筋に寒いものを感じたね。まだ同じ女子プロレスでもWWEだったら大歓迎なんだけどな。 ■「あんたはホンモノとニセモノの区別がつくようだね」 ![]() 果ては悦っちゃんが(華麗にも)老婆に変身までしてしまいます。もはやその女子高の学園祭でもウケない事請け合いのその内容ぶりに、悲壮感すら漂ってくるほどである。しかし、ここで二人の救いの神が登場する。一人は郷^治だ!そして、もうひとりは田中久子嬢。 この二人が出てなかったら(由利徹は別格扱い)この作品は、何の面白味もないクソ映画以外の何者でもなかったはず。B級映画としても面白味に欠けるこの作品を救ったのは、間違いなくこの二人だった。もっとも郷^治は、弾けてなかったが・・・もはや居るだけで救いだった。 ■バレーボール友達 田中久子嬢 ![]() 田中久子嬢。う〜〜ん。オレの好きなタイプ。とにかくこのおいしそうなオッパイ(黒い乳首がポイント)が最高に良い。それにしてもこんな美しい女性とクマの着ぐるみを着てエッチする天津敏の役柄は?仮に仮定しよう奥様が一人でこの作品のこのシーンを見ていたときに幼稚園から子供が帰ってきました。 「ママなぜお姉さんとクマさんが一緒に居るの?」「襲われてるのよクマさんに」としか言いようのない展開。それにしてもクマの着ぐるみを着てエッチするってことはアソコだけ穴が開いてんのか?まったく則文も売れたい志望の女優とこんな事してたのかなぁ。しかし、この着ぐるみがクマのプーさんだったなら子供は一生のトラウマになるだろうなぁ。 しかし、天津敏扮するこの悪徳政治家のオヤジの邸宅に額に入ったヒトラーの写真が、映し出される所が、頭が悪すぎて褒めるしかないバカっぽさではある。 それにしてもクスリ漬けにされた久子嬢の両足に鉄の玉のつながった鎖をつけて、白い粉を取ろうと必死にもがく姿を見て、「どうだ苦しいか?お前は奴隷だ。お前は奴隷として一生ご主人様にお仕えるのだ。ヒヒヒッ」と悪い笑みを浮かべる天津敏。そして、「早くお願いですご主人様。早くクスリを〜〜」とのたうつ久子嬢。もう展開が鬼畜すぎるよ。「カラテ地獄変」じゃないんだからさぁ。 ■やっぱり修道女のコスプレは無理かな? by 剛君 ![]() しかし、オレが常々妄想していたことなのだが、剛君は果たして悦っちゃんと付き合っているときにこんな事を頼んだことはあるのだろうか?「悦っちゃんさあ。そこにある修道女の服ちょっと着てくれないかなぁ」って。オレが剛君ならまず頼むよな。地面に額こすりつけて「おお・・・シスター様」とお頼みしてでも。 しかし、『二代目はクリスチャン』に先立つこと10年。ココでも修道女を披露していたとは。しかし、修道女ってなんかいいよなぁ。オレの女友達にも着てもらいたいかも・・・ それにしても則文のたまに偉いところは、由利徹の使いどころをよく知ってるところだな。マッハ文朱のオヤジが由利徹=マッハ文吉という設定はナイス。しかもアマレス着姿の由利徹の写真までちゃんと撮っておくなんて。毎度の事だが、則文は由利徹をいじる時だけは、万全の体制=VIP待遇並みの扱いでいじるよなぁ。本当に則文は、トルコ、強姦、シャブ漬けの女、由利徹を描く時はいい仕事をするんだよな。 ■健気な兄妹=兄の前で処女を奪え!が70年代の東映だった ![]() 健気に働く兄妹が、拉致られ、兄の目の前で、クマの着ぐるみを着た天津に、妹が犯される。しかもダッコの姿勢で・・・。そして、犯されて放心状態の妹の太股に流れる一筋の血液。更に放心した妹の目の前で兄は腹をえぐり殺され、妹は鉄の鎧兜の中に監禁される。 凄いよなぁ。悪い意味で。コレ観て喜んでくれという則文の姿勢が理解できんよな。悦っちゃんに鎧兜から救出された娘が放心状態で解放されるシーンは、かなりイキすぎだろ? ■永遠にこの屋敷で家畜となって生きるんだ ![]() 「そのうち裸にひんむいて犬にしてやる。鎖を引きずってな。永遠にこの屋敷で家畜となって生きるんだ」 本当にごめんなさい。この鬼畜なセリフに思わず妄想してしまいました。(悦っちゃんを家畜にするよりも、悦っちゃんの家畜に・・・)そんなアホな妄想はともかくとして、最後に敵のアジトに乗り込んだ悦っちゃんのアクションが何とも何ともです。 ビジンダーにでも変身するのかと言わんばかりの採石場での爆破アクション。しかもセンスのカケラもないストップモーション付き。ただし、悦っちゃんの走り方がやたらに格好いいのが唯一の救い。 ■1975年にロープウェイぶら下がりはかなり新しかった ![]() そして、石橋雅史をライダーキックで一撃のもとに葬り去った後(しかし、何故爆死したんだ?)、「伊豆長岡エイトランド」のロープウェイでの空中戦に突入するのである。そうあれは去年の出来事だった。私悦子とあなた敏が、東尋坊(仮定)の断崖で空中戦を試みて見事に失敗したのは・・・ 今回こそ空中戦を成功に導くぞ!と自らスタントをしてロープウェイにぶら下がる悦っちゃんと、その手に踏み付けを連打する天津敏。眼下は茶畑というバタ臭さだが、アクションはなかなか素晴らしい(1975年にロープウェイ宙ぶらりんのアクションはかなり新しいぞ。『007/ムーンレイカー』なんかは1979年だからな)。 結局女性アクションの王道である結局はキン蹴りをかまして形勢逆転するというパターンで勝利を納める悦っちゃんだった。七変化お疲れ様でした。でもロングヘアーの悦っちゃんもやっぱり綺麗だよなぁ。しかし、この人この当時19歳なんだからなぁ。 ちなみにオレの名前の一文字に彼女の名前の一文字がつくのだが、コレは当時悦っちゃんの大ファンだったオカンが、あやかってつけたらしい。ナイスネーミングだぜ!オカン。 − 2007年12月26日 − |
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