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007/リビング・デイライツ   THE LIVING DAYLIGHTS(1987・イギリス)
■ジャンル: アクション
■収録時間: 132分

■スタッフ
監督 : ジョン・グレン
製作 : アルバート・R・ブロッコリ / マイケル・G・ウィルソン
原作 : イアン・フレミング
脚本 : リチャード・メイボーム / マイケル・G・ウィルソン
撮影 : アレック・ミルズ
音楽 : ジョン・バリー

■キャスト
ティモシー・ダルトン(ジェームズ・ボンド)
マリアム・ダボ(カーラ・ミロヴィ)
ジェローン・クラッベ(コスコフ)
ジョー・ドン・ベイカー(ブラッド・ウィティカー)
アンドレアス・ウィズニュースキー(ネクロス)
007/リビング・デイライツ
ボンド・ムービーとして、極上の一品。アクションも、ティモシー=ボンドも、ボンドガール=マリアム・ダボも文句なしに素晴らしいのだが、極上であれば極上であるほど、以下の2点が目立つ。悪党が現実的な悪党=「ただの守銭奴で小悪党」な点が一つ。そして、マリアム・ダボが水着姿はおろか、綺麗な脚さえも胸の谷間さえも露出しない。ボンド・ムービーの醍醐味の一つは、ボンドガールの露わな美脚と胸の谷間であり、観客の大半はその光に集まる優雅なる夜光虫を自称しており、コレがなければボンド・ムービーを見たという気がしない。

■あらすじ


ジブラルタルでMI6エージェントの実地訓練中に、004が何者かに暗殺された。早速ジェームズ・ボンド(ティモシー・ダルトン)は真相を突き止める為にチェコスロバキアに侵入し奔走するのだが。そんな最中にチェロ奏者のブロンボ美女カーラ(マリアム・ダボ)と知り合う。そして、彼女の存在の先には、タンジールの武器商人ウィティカーの「世界革命計画」があったのだった。


■4代目ニュー・ボンド登場


ティモシー・ダルトン ティモシー・ダルトン ティモシー・ダルトン ティモシー・ダルトン
4代目ジェームズ・ボンドを演じるのはティモシー・ダルトン(1944− )。王立演劇学校出身のシェイクスピア劇を得意とする舞台俳優である。そんな彼の生み出したボンド像が、後のボンド=ブロスナン、クレイグに与えた影響は多大であった。女ったらしでも、超人でも、劇画チックでもないそのボンドの姿は、ある意味コネリーとレーゼンビーを掛け合わしたようなボンド像であり、かなりの挑戦だった。

結果的に「新しいボンド像」は二分する評価を得ること(原作好きには好評価)になったのだが、私は彼のボンド像は素晴らしいと考えている。
それは「人間的感情を秘めたスパイ」を演じ上げているからだ。彼のボンドは感情移入しやすく、そして、見ていて感情の流れの中で行動しているのでアクションにもメリハリが生まれている。


■一時間後・・・いや二時間後に変更してくれ


007/リビング・デイライツ 007/リビング・デイライツ
25周年記念。15作目記念作品ということもあり、そして、さらにボンドが若返ったこともあり、アクション・シークエンスがこれでもかというほど奇抜で練り込んであり素晴らしい。恒例のオープニング・アクションから実に爽快で、ボンドは断崖絶壁から海面に落下していくランドローバーから、パラシュートを使って奇想天外な脱出劇を披露してくれる。

そして、落下した先が有閑マダムの自家用ヨットの上であり、マダムが「退屈で死にそう・・・いい男いないかしら」と電話で話している途中だった。ヨットの屋根からクルリと回転しながら身軽に降りるボンド。
この身軽さがムーアとの明確な差別化=「若々しい動けるボンド像」を体現している。そして、彼女の電話を取り上げ「あとでコールバックさせるから」と相手に言って電話を切り、MI6に電話する。

「一時間後に帰還する」ボンド
「一緒にどう?」ボランジェ片手のマダム
「二時間後に変更してくれ」ボンド

このボンドの抜け目のない絶倫ぶりと、有閑マダムがアバンチュールを楽しむ優雅さ。これがボンド・ムービー最大の魅力である。
これぞ「銃と美女」の世界である。そして、ニュー・ボンドが初めて名乗るシーンへと続く。もう全てが決りすぎている。


■ビンダー親爺とA−HAのコラボ!

007/リビング・デイライツ
今も欧米で安定した人気を誇るノルウェー出身ブリティッシュ・ポップス・バンド、A−HAによる主題歌が始まる。これがまた最高に格好いい。さらに毎度の事ながら、モーリス・ビンダー親爺のタイトルデザインが素晴らしい。
彼の映し出す美女の肢体を眺めていると、わずか3分間のためにビンダーは何時間分の美女の肢体を撮り続けたんだろうか?(もちろんプライベート鑑賞用も含めて)といらぬ想像をしてしまう。

とくにシャンパングラスから浮き上がってくる白のハイレグ(当時は最先端!)水着のブロンド美女の優雅さ。ビンダー親爺は本当に「美女」の輝かせ方を知る親爺さんだ。イイ女はこういう親爺さんと仕事をして公私共にオンナを磨き上げてもらうべきだろう。
美女は作り出すものではなく、作り出されるものである。

しかし、この素晴らしいタイトル・ソングの裏には、A−HAサイドとジョン・バリーの対立が生み出され、結果的にバリーはこの作品を最後にボンド・ムービーから引退している。ちなみにエンディング・テーマ曲はクリッシー・ハインド率いるプリテンダーズが歌っている。

当初A−HAのリード・ヴォーカリスト、モートン・ハルケットが悪党役の出演依頼を受けていたが、日本ツアーを優先する為降板している。


■ボンド・ガール マリアム・ダボ


マリアム・ダボ マリアム・ダボ マリアム・ダボ
舞台はチェコスロヴァキアから始まる。この時期=「社会主義」の東欧を舞台にすると必ず物語は湿りがちになるのだが、そこはボンド・ムービーの素晴らしさ。ブラームスなどの音楽とオペラ座、そして、ブロンドのヘプバーンともいえるマリアム・ダボ(1960− )の存在によって、陰鬱な空気と幻想さが見事に織り交ざった、寒々しいが美しい雰囲気溢れる東欧像を作り出している。

「いいや、鋼鉄製だ。KGBのスナイパーは防弾チョッキを着ているはずだ」

今までのどのボンドよりもプロの諜報部員ぽさを象徴するのが、このセリフのシーンだ。そして、コスコフを亡命させるのだが、パイプラインを使った亡命プロセスが実に面白い。久しぶりに東西スパイ合戦を繰り広げてくれているのだが、1989年の共産圏崩壊によりこういった冷戦の要素が組み込まれた最後のボンド・ムービーになった。

マリアム・ダボ マリアム・ダボ マリアム・ダボ
「あの女は卒倒するほど驚いたはずだ」

ボンドが車の中で相棒に語る一言。このセリフの中で唯一リビング・デイライツ≠フ単語が出てくる。この印象的なチェロ奏者でありながらスナイパーという役柄を演じるマリアム・ダボは、ボンド・ガールの歴代の中でも極めてユニークな存在である。

まず映画の中では全く肉体を露出しないのである。胸の谷間も脚のラインもご披露なしなのである。しかも、妖精のような魅力=「処女的な魅力」を発散しており、成熟した女の魅力というよりも、カワイイ妹のような存在なのである。

このダボの起用に関しては、嫌いではないが、満点とは言いがたい。その処女性と観覧車での尻軽ぶりのギャップは、かなり脚本的に問題ありであり、彼女がジープを勇猛に運転したりするのもかなり現実離れした設定である。つまるところ、今回のボンド・ガールは焦点の定まらない「ウケの悪そうな」役柄であった。

マリアム・ダボ マリアム・ダボ マリアム・ダボ マリアム・ダボ
それにしても、演技力がもう一つなので、オランダ人とグルジア人のハーフであり、パリやジュネーブで生活して数ヶ国語に精通しているという強みを生かせなかった。この作品以降は際立った活躍はしていない。


■Qとマニーペニーがいてこそ成り立つボンド・ムービー


キャロライン・ブリス キャロライン・ブリス
「普通の人間は30秒行動不能に陥る」Q
「この仕事に普通の人間なぞいるのか?」ボンド。
一言多いんだよ。ボンド君。とでも言いたげなQの視線。


ニュー・ボンドになって一新されたのが、ニュー・マニーペニー2代目マニーペニー≠ナある。演じるはキャロライン・ブリス(1961− )である。私は、白人女性に関してはこういうナチュラルな美女が好きなのだが、残念ながら本作と次作のみの登板となった。

それにしても、いつの時代も「美女と眼鏡」の組み合わせは最高にグッと来る。マニーペニーがボンドの気を惹こうと眼鏡を取ろうとするが、すぐにボンドに眼鏡をかけ直され照れ笑いするマニーペニーがとてもカワイイ。

007/リビング・デイライツ 007/リビング・デイライツ
彼女の登場するQの研究室にて様々な秘密兵器が披露されるのだが、毎度の事ながらQが出てくると、「ボンドがよりボンドらしく」なる。この人の存在は、ボンド・ムービーの「命綱」であり、かなり重要である。ちなみに研究所シーンを撮影中にパインウッド・スタジオにチャールズ皇太子とダイアナ妃が訪れた。ラジカセ型ロケット・ランチャーを試射するシーンで、発射の仕掛けのスイッチを押したのはチャールズ皇太子だった。


■世界革命計画??なんじゃそりゃ


007/リビング・デイライツ
ファッション・モデルのような長身に精悍なルックスそして、オールバックにしたブロンドヘアー。無表情に凶器のヘッドフォンのコードで目標を刺殺する。そんな殺し屋ネクロスを演じるは元バレエ・ダンサー、アンドレアス・ウィズニュースキー(1959− )である。

しかし、この殺し屋は十分魅力的だったのだが、他の二人の悪党が問題である。コスコフの腐敗しきったソ連高官ぶりとウィティカーのしょぼすぎるバックグラウンド。アメリカの陸軍士官学校をカンニングで放校になり、武器商人になり、私兵を雇い、将軍気取りでいるというただの小物である。

しかもそれを演じるのが、ジョー・ドン・ベイカーという若い頃はそれなりに魅力的だったが、年を取ってからは碌な芝居も出来ない役者が演じているのである。こんな男が提唱する「世界革命計画」には、なんの緊張感もなく、その計画の片鱗も見せないのでブラフ丸出しなのである。

最もこのコスコフやウィティカーみたいな輩は、今のアメリカ、ロシア、中国に多くいそうである。戦争商人と政府高官の癒着。美女をはべらして乱交騒ぎ。第三国の人命を食い物にする輩。20年経っても世界はほとんど進化していないことが分かる構図でもある。

おそらくこの2人みたいな小悪党が、世界をより悪くしてるのだろう。そういう意味では「ボンド・ムービー史上」最も現実的な悪党なのではあるのだが・・・ちなみにのちにダイアナ妃が離婚した後に付き合っていた男性はエジプト人の武器商人であるというのも、この女性の本質が何かが良く窺える。


■アストンマーチンV8ヴァランテ


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ボンドムービーといえばやはりボンドカーの活躍がなければ淋しい限り。本作においては久々のアストンマーチン復活となる。V8ヴァランテ1986年型である。とにかく搭載の秘密兵器が素晴らしい。並行走行している車の車体を切断するレーザーがホイールについていたり、フロントのフォグランプには小型ロケット弾、左右の車体下部には雪上走行用のスキー板及びタイヤは強化スパイクタイヤなのである。

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「軽いオプション装備だよ」

そんなさまざまなオプションを美女を助手席に座らせ余裕綽々と説明する一言がいいのだ。それもかなりうれしそうに。何気に自慢たっぷりに。やはりボンド・カー・アクションの助手席にボンドガールがいてくれると否応無しにアクションのテンションも上る。

そして、アストンのロケット・ブースターを噴射しながらの大ジャンプの末、雪の中に突っ込んだ車体を自爆させたあとは高価なチェロのケースをそりにして雪山を直滑降していくのである。もう発想が素晴らしい。そして、滑りながらオーストリア国境を通過していく愉快さ。


■ニューボンドの示した人間らしさ


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舞台は陰鬱としたチェコスロバキアからオーストリアに転換していく。まさにボンドムービーは「世界旅行紀行」である。優雅なウィンナー・ワルツに合わせて、ボンドとカーラ(マリアム・ダボ)は馬車でシェーンブルン宮殿を通過し、ホテル・イム・パレス・シュワルツェンベルグにチェックインする。

危機の連続にも関わらず、ホテルに入るや否やカルティエ・ショップに歩いていくカーラ。さすがボンド・ガールは金の無心上手。こういった素直さに男はつい気を許してしまうものである。オリビア・ダボの少女のような瞳で見つめられたら・・・。そして、『第三の男』でも有名なプラーター遊園地にて、ボンドの相棒がネクロスに殺害されるのである。この時の怒りに満ちたボンドの表情。

ボンドの中に表現力を持ち込んだことにより、ボンドは21世紀まで生き残るきっかけが作り上げられたともいえる。ニューボンドとは、まさしく
「繊細な心をもった殺人マシーンの魅力」なのである。


■ボンド・ムービーには、プールで侍る美女軍団は絶対必要に一票!


007/リビング・デイライツ 007/リビング・デイライツ
モロッコのタンジールに舞台が移され、ここでも追跡劇が行われる。実はこの追跡シークエンスはもっと長いものだった。魔法のじゅうたんのシーンもあったのだが、上映時間の制約上カットされたという。私的には、ラストのウィティカーとの死闘の時間を削ってでもこのシーンは残した方が良かったと思うのだが・・・

ヴァージニア・ヘイ ヴァージニア・ヘイ ヴァージニア・ヘイ
そして、タンジールでプーシキンの愛人として登場するガーターベルトが艶めかしい美女ヴァージニア・ヘイ(1962− )。彼女はシドニー出身のオーストラリア人で『マッドマックス2』(1981)などにも出演している。ボンドが彼女の夜着を剥ぎ取る姿なんかは、従来のボンドのような洗練さよりも、感情的な行動振りを端的に示すシーンである。

007/リビング・デイライツ
しかし、何よりも残念なのが、この事実である。タンジールで追跡を逃れようとするボンドがハレムを通過するのだが・・・。そして、ウィティカーの豪邸のプールで美女がはべっているのだが・・・これらのシーン以降ボンドムービーで美女軍団が出るシーンは無くなったのである。これは恐らくバーバラ・ブロッコリの影響だろう。最近の作品がイマイチ美女の人口密度が薄いのもそのせいである。

ボンド・ムービーから男尊女卑の臭いを取り除いて残るものは一体何なんだ?大人なら理解できるはず。大人の女性なら笑って見過ごせるはず。「ボンド・ストーリーの魅力は原作のテイストそのままの女性のモノ化」にあるのだ。ボンドは常に女性を人間としてではなく、高価なモノを扱うかのような物腰でなければ面白くなく、その姿勢を映画の中で失わなかったからこそかつてのボンド・ムービーは一種特殊な輝きに満ちていたのである。

最近のボンド・ムービーが、どんなに頑張っても過去を越えられない理由はそこにある。確かに良く出来ているのだが、本当に美女を侍らしたボンド・ムービーをもう一度作ってみてもらいたいと思う今日この頃である。

マリアム・ダボ 007/リビング・デイライツ
そういう意味においてはボンド・ガールの究極のモノ化であるこういったコスプレをさせるシーンは大歓迎である。それにしてもマリアムのこのナース・コスプレ。ナース好きな男達には堪らないだろう。かなりというか完璧に似合ってます。


■一難去ってまた一難の素晴らしいラスト・アクション


007/リビング・デイライツ 007/リビング・デイライツ
ラストを飾るのがアフガニスタンである。当時のアフガンはソ連軍の侵攻により内戦状態のため撮影はモロッコで行われた。ムジャヒディンのリーダーをアート・マリック(1952− )が演じている。この人パキスタン出身の英国のシェイクスピア俳優で、後に『トゥルーライズ』(1994)の悪役としても出演している。

ちなみにこの時期の対ソ連ゲリラは、アメリカの支援を受けていたのだが、ソ連撤退後の内紛によりタリバン(=イスラム原理主義)の誕生へと繋がっていくのである。

007/リビング・デイライツ 007/リビング・デイライツ
ラストを飾るアクションは、これでもかというほどに練りこまれており、実に素晴らしい。特に最後の輸送機の中でボンドとネクロスが死闘するシーンの迫力。そして、命綱なしに輸送機の後ろにぶら下がりながら戦う二人の壮絶さと、着陸不能の輸送機からジープごと脱出するという奇跡的な裏技。まさに一難去ってまた一難という素晴らしい展開である。


■紆余曲折を経てたどり着いたニューボンド誕生への道

007/リビング・デイライツ 007/リビング・デイライツ
007/美しき獲物たち』(1985)の撮影終了後、「どうせまたムーアが続投するだろう」と新作の脚本はムーア=ボンドを念頭に書き上げられた。しかし、ムーアの続投がないことが決定的になり、4代目ボンド探しのオーディションが行われることになる。

ショーン・ビーン、メル・ギブソン、クリストファー・ランバートなども候補に挙がるが、サム・ニールでほぼ決定という形になった。しかし、カビー・ブロッコリの反対により急遽ティモシー・ダルトンにボンド役の矢が向けられる。ダルトンは元々『女王陛下の007』(1969)でオファーを受けていたが、当時25歳だったダルトンは「若すぎます」と辞退していた。

ムーアが降板すると一時宣言した『ユア・アイズ・オンリー』(1981)において4代目ボンドの誕生か?と思われたが、ムーアの続投によって立ち消える。本作において再び登板が決定したダルトンだが、『ブレンダ・スター』の撮影スケジュールの都合上登板が不可能になり、本命視されていたピアース・ブロスナンに決定する。

しかし、ピアースの方も人気テレビ・ドラマ「探偵レミントン・スティール」の契約解除に失敗し、ボンド役はダルトンの『ブレンダ・スター』の撮影終了を待つ形で、彼の登板が再浮上する(ギャラは300万ドル)。3000万ドルの巨費で製作、1986年9月に撮影開始され、1987年2月に撮影終了する。そして、世界中で1億9000万ドルの興行成績をあげる大ヒットとなる。

ちなみに日本では同じ年に公開された『ランボー3/怒りのアフガン』(興行収入23億円)の1/3もヒットしなかった。

− 2007年9月25日 −


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