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メリーに首ったけ   THERE'S SOMETHING ABOUT MARY (1998・アメリカ)
■ジャンル: コメディ
■収録時間: 119分

■スタッフ
監督・製作総指揮 : ボビー・ファレリー / ピーター・ファレリー
製作 : フランク・ベッダー / マイケル・スタインバーグ / チャールズ・B・ウェスラー / ブラッドリー・トーマス
脚本 : エド・デクター / ジョン・J・ストラウス / ピーター・ファレリー / ボビー・ファレリー
撮影 : マーク・アーウィン
音楽 : ジョナサン・リッチマン

■キャスト
キャメロン・ディアス(メリー)
マット・ディロン(ヒーリー)
ベン・スティラー(テッド)
リー・エヴァンス(タッカー)
クリス・エリオット(ドム)
メリーに首ったけ
このキャメロン・ディアスすごく可愛い!そして、マット・ディロンお前もすごくいい!とにかく何も考えずにコメディを楽しみたいときには最適な一品。しかし、冒頭のジッパー・ネタが合わない人は見るべきじゃない作品。好き嫌いは分かれるが、バカになりたいヤツには必ずはまるはず!

■あらすじ


13年前のプロム・パーティの日に下半身の事故で、メリー(キャメロン・ディアス)と結ばれなかったテッド(ベン・スティラー)。彼は彼女への未練が断ち切れずに探偵ヒーリー(マット・ディロン)を雇い、彼女の居場所を探し出させるが、なんとヒーリーも彼女に一目惚れしてしまう。そして、他にもメリーに首ったけな男たちが何人もいた。メリーをゲットするのは果たして誰か?


■当時本当にカップルだったこの二人


メリーに首ったけ
公開当時思ったもんだ。「おめぇ〜らマジ付き合ってるくせに、しらこいんだよ!」って。当時同棲していたからこそおっぱい揉み揉みのシーンもキャメロンとマットにとっては日々の日課だったはず。そして、そんな立場を逆に利用したマット・ディロンの変態野郎ブリにはしてやられた。これがもしナルシズムな純愛映画だったら誰も見なかっただろうな。

はっきり言ってこの作品。キャメロンはその肢体と可愛さ以外は、モデルあがりだけあって大根芝居なのだが、この不器用さがこの頃はキャメロンのツボである。現在の彼女の勘違い振りは興覚めで、もう過去の人だがジュリア・ロバーツよりはまだまだマシである。

しかし、ヘアスタイリスト。もっと教えてやれよ。キャメロンはショートの方がキュートだって。この人って周りに才能のねえ奴ばかり集まるからいまだにこの作品以降は全然冴えないよな?っていうかこの頃辺りからモデルあがりが激増してねえか?
はっきり言って監督がやりて〜からモデル出してる「もてねぇ〜映画」って見てる側からしたら苦痛なんだけど。

こういうコメディは非現実的な世界だからモデルが主役でも冷めないんだが、ラブストーリーや、サスペンスとかだと途端に冷めるんだよな。特に立ち振る舞いのポージングが、日常的な世界観を一分でぶち壊してくれるから。


■彼女あんまり詳しく知らないが、おいしそう

マーキー・ポスト マーキー・ポスト マーキー・ポスト
最高だよな。この展開テッドがメリーをプロム・パーティに迎えにいくと黒人の男性が出てくる。1980年代にメリーの義父が黒人という発想がぶっ飛んでるね。しかも結婚写真は、スライ&ザ・ファミリーストーン並みのスーパー・アフロ・ヘアー。しかもメリーのお母さんがこんな微妙に魅力的な健康的なチアリーダーを演じさせたらナンバー1だったマーキー・ポスト(1950− )。う〜ん。ナイス・ボディ。ある意味キャメロン以上かも・・・

しかもオープニングからカーペンターズの「So Close」が流れる中、
ジッパーに玉を挟んでしまいマーキーお母様に消毒液を吹きかけられ悶絶するマヌケ一人。この最初の20分でくすりとも出来なかったら、本作は合わないだろう。しかし、別にこの笑いが分からないからと言って特に悩むべきでもない低レベル・コメディなので安心してくれたまえ。

もちろんオレ的には、この作品はもちろんツボなので、何十回も環境音楽並みにかけている。とにかく明るくみんなで笑いたい時にもってこいな映画だ。
オレの映画のランク分けは芸術的、娯楽的、もてねぇ的、環境的の要素でランク分けしている。そして、芸術的が最高峰な以外は全て平等だと考えている。この作品は環境的だな。


■全てを黒く塗れ!≠ンんなで楽しもうぜ!


メリーに首ったけ
とにかくこの作品、障害者の人たちが多く登場するのだが、ファレリー兄弟らしく、障害者の人たちも個性的な描き分けでコメディの素材として扱っているのである。ババアの醜さも子犬の扱いも陳腐ではあるが、徹底的に温かい視点で描かれている。この作風が、見ている側にストレスを与えない癒しのユートピア%I要素を生み出しているのだろう。

「知的障害者がヒップホップを、その独特の手つきで踊ってみせ、クラブでイチバンの人気者になる」といった発想。つまりどんな人種も障害を持った人も宗教の違いも、「笑い飛ばす」大らかさによって理解しあい共存しあうこの世界観は、素直に素敵である。そして、実はこの調和の世界観の中で描かれているコメディだからこそファレリー兄弟のコメディは支持を受けているのである。

ファレリー兄弟は、良く理解しているのである。
「情報化社会は、人類の変態性を引き出している」という真実を。


■ヒーリーの変態度に共感しなよ


メリーに首ったけ
変態野郎たちが、いかに目立とうかと、こすい手を使うその姿勢に笑える奴は手を叩こう。とにかくベン・スティラーよりもマット・ディロンの胡散臭さ全開の芝居が映えている。コイツが絡むとすべてが笑える。このヒーリー役は元々ビル・マーレー、キューバ・グッディングJr、ヴィンス・ヴォーンにもオファーされていたのだが、ディロンで大正解だったと言える。

盗聴、先回り、虚偽に満ちたキャリア、これって男ならどれか一つは女を落とす為に、人生で一度は必ずしてしまう行為だよな?このこすさが男のバカっぽさなのである。そして、こんな男のバカっぷりにつきあえるメリーだからこそ、みんな首ったけになるのである。

彼女の優しさが、男のバカさを引き出してくれるのだ。だから本当にいい女だよ。メリーは。いい女は、絶対にどこか抜けてるもんだ。そして、いい女は結構フットワークが軽く、最後のラインは硬いものだ。

そして、この日焼けババアも相当な変人ぶりでいいよなぁ。こういうババアが許されるこの居住空間ってかなり理想的。やっぱりいつまでたっても
「周りを気にしないで暴走できる大人でいたいよな」


■実は私・・・バイセクシャルなの


キャメロン・ディアス
デート前にオナニーするテッドの白い液体をジェルと勘違いして頭につけちゃいました〜。う〜〜ん。キャメロンお前最高だよ。惚れたよこの瞬間に・・・まさか
「頭に精子つけてる女に魅力を感じるとは」思わなかったぜ。しかし、下着の新聞広告でしこる時に流れるビゼーと、歩くキャメロンの姿に流れるコール・ポーターの対比は良い。(ちなみにベンがマイアミで滞在するホテル『カルドゾ』は実在するホテルで、そのオーナーは、グロリア・エステファンである)

変態役も得意とするベン・スティラーは本作においてはおとぼけ路線なのだが、ヒッチハイカー・ネタではかなり喜ばしてくれる。こういうゲイネタ。本当にアメリカ人は好きだよなぁ。立ち小便しにいったらそこは、ゲイたちの発展場で、口でご奉仕する集団が群れに蒸れている所。しかも乗せたヒッチハイカーは精神異常の殺人鬼で、死体を助手席に置いて逃げて行く始末。

お陰で公衆ホモ行為で逮捕されたテッドは、その殺人犯に仕立て上げられ、留置所でが体のいい男の腕枕で朝を迎える羽目になる。この展開大好きだよ。ちなみに誤認逮捕が分かって留置所から出るシーンでオレンジのツナギを着たロン毛の髭オヤジが現れるが、このオヤジ。実際のキャメロン・ディアスの実父エミリオ・ディアスである。囚人役で娘の映画に出演とはオモロイオヤジだ。

しかし、残念なポイントもこの作品にはある。まずはジョナサン・リッチマンが所々出演し、弾き語りを見せるそのあざとさ。もろ『キャット・バルー』のナット・キング・コール・パターンなのだが、物語から浮いていて、コメディの軽妙さの足を引っ張っていた。

そして、ラストのオチ。ラストにテッドとメリーがくっつくんだったらあまりにも芸がなさすぎだろ?
こういう単純なコメディは最後のオチのためにストーリーを破綻させてくれないと爆笑のカタルシスがないじゃないの?オレはあのピザ男かヒーリーと結ばれて欲しかったよな。なんなりと理由をつけて。

最もファレル兄弟の特徴だが、ヒロインの内面描写が拙いのでラストのカタルシスはほぼ全作空回りしているのだが、この部分が彼の作品が『B級コメディ』の域を出ない由縁だろう。おそらく女性が見るとなぜメリーはテッドを選んだのか全くピントこないだろう。(ファレリー的には、ウォーレンの耳を触ったテッドに対して発作を起こさなかったその姿をヒントとして提示はしているのだが、それ以前のメリーの心の動きが全く描写されていないので、ほとんどそのシーンの示す真意が伝わりにくい)

この作品は2300万ドルの予算で製作され、アメリカで1億7648万ドル、海外で1億9340万ドルの合計3億7000万ドルのコメディとしては大ヒットな興行収入をあげた。

− 2007年8月17日 −


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