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レディクンフー 激闘拳  長輩 My Young Auntie (1981・香港)
■ジャンル: アクション
■収録時間: 114分


■スタッフ
監督 : ラウ・カーリョン
製作 : ランラン・ショウ / モナ・フォン

■キャスト
ベティ・ウェイ(チン・タンナイ)
ラウ・カーリョン(チンチュン)
シャオ・ホウ(タオ)
リュー・チャーフィー(タオの友人)
レディクンフー 激闘拳
ベティ・ウェイの魅力満載のカンフー映画。ただただベティちゃんの艶姿を堪能したい人だけに鑑賞する価値のある作品。中華美人の真髄を理解する入門書的作品。

■あらすじ


ユー家の当主ヤンサンは、死期の近いことを知り、その遺産を狙う悪党の弟に遺産が渡らないよう使用人の娘チン・タンナイ(ベティ・ウェイ)と結婚する。そして、自分の死後甥のチンチュン(ラウ・カーリョン)に遺産相続させるように彼女を広東へと向わせるのだった。


■いいよなぁ〜。80年代の中国人って艶やかで・・・

レディクンフー 激闘拳 レディクンフー 激闘拳
ベティ・ウェイは、本作によって第一回香港電影金像奨の最優秀主演女優賞に輝いた。この作品は、ただただベティちゃんの愛らしさと美貌と魅力を堪能するためだけにある作品である。
とにかく中国人の艶やかさを感じたかったらこの作品を観て見やがれ!

ベティ・ウェイ(1960− 惠英紅)は、1960年中国の山東省で生まれたが、幼少に香港移住。父親が盲目の上8人兄弟で生活苦のため、子供の頃から物乞いなどをしていた。14才からミラマー・ホテルのナイトクラブで古典舞踊を踊り始める。そんな時1977年、ショウ・ブラザースの大物監督チャン・チェ(張徹)の助監督ウー・マが新作『射「周鳥」英雄傳』(1977)に登場させる女優を捜していたとき、たまたま同ホテルを訪れてベティに目が留まる。

これがきっかけとなり、彼女はショウ・ブラザースの専属女優となる。そして、ラウ・カーリョン(劉家良)監督に才能を認められたベティは『爛頭何』(1979)に抜擢される。その際、徹底的にクンフー・アクションの基礎を叩き込まれた。そして、ラウ監督の本作『長輩』(1981)に初主演することになる。

その後も、『十八般武藝』(1982)『掌門人』(1983)などのクンフー映画への出演が続いたが、受賞後に高額ギャラを要求してショウ・ブラザースと揉め、次第に出演本数を減らしていくことになる。1986年にゴールデン・ハーベストに移籍し、現代アクションを中心に出演し始める。

『クラッシュ・エンジェルス/失われたダイヤモンド』(1986)『ルージュ』(1988)『レディ・スクワッド/淑女は拳銃がお好き』(1988)など。90年代に入ると、ベティも他のアクション女優と同じく低予算映画への出演を余儀なくされていくが、現在も『インファナル・アフェアU/無間序曲』(2003)『ベルベット・レイン』(2004)などの話題作で第一線で活躍している。


■このきりっとした雰囲気がマゾ男を虜にする


レディクンフー 激闘拳
ベティちゃんの存在なくしては、ただの3流コメディと1流クンフー・アクションのちぐはぐなつぎはぎ映画にすぎなかっただろう。この人の存在なくしてはこの作品をショー・ブラザース映画愛好家以外にアピールすることは出来なかったはずだ。

否定するわけではなく、ショー・ブラザース(ラウ・カーリョン映画)のゆるい演出、べたなネタはある意味吉本新喜劇的なので、その濃さにとまどう人にはイマイチ楽しみきれない(私もなじめなかった)。しかし、ベティちゃんのクンフー・アクションの切れ味は、素晴らしいとしか言いようがなく、舞踊をしていたことによる部分と、本当に強いラウ・カーリョンの指導の賜物だろう。
同時代の志穂美悦子にない部分は、上記の2点だったのである。ルックス、スタイルは悦ちゃんも文句なしなのだが・・・・


■やっぱりベティちゃんは色っぽい!


レディクンフー 激闘拳 レディクンフー 激闘拳
ストーリーは単純明快大富豪の老人ヤンサンの遺産を狙う弟から遺産を守るために、ヤンサンは自分の使用人の娘チン・タンナイ(ベティ・ウェイ)に頼んで結婚する。ヤンサンの死後、遺産相続者甥のチンチュン(ラウ・カーリョン)の元に向かうことになる。英語題のMy Young Auntieとは、私の若いおばさんという意味である。

そして、写真上部で艶かしい若いおばさんの姿を覗いている青年がチンチュンの息子で香港留学中の息子タオ(シャオ・ホウ)である。正直この男のベタベタすぎる英語かぶれのイヤミな奴ぶりは、見ていてキツすぎる。しかし、このシャオ・ホウという人アクション・センスは良くユン・ピョウ並みに動けるのである。

それにしてもこの作品のタイトルテーマ曲どこかで聴いた事があるなと思えば、リュー・チャーフィーの『少林寺武者房』(1984)でも使用されていたテーマ曲ではないか。しかし、この音楽に合わせて功夫の型を披露するラウ・カーリョンすごすぎじゃないか?さすが、本物の武道家だけある。


■ベティちゃん版『青い体験』


レディクンフー 激闘拳 レディクンフー 激闘拳
こういうシーンをオレは待っていたのである。この脚かなり綺麗。しかも蹴りも強そうな脚。
色気のない女性のアクション映画は、何の価値もない。女こそタフなだけでは意味がない生き物なのである。なんかこのシーンだけ見ていたら、70年代に流行ったイタリアン映画ラウラ・アントネッリの『青い体験』と見間違えるほどのセクシーさである。


■ムッとしたときのベティちゃんが最高にカワイイ


レディクンフー 激闘拳
とにかく本作は、ストーリー上に何の関係もなくベティちゃんが着せ替え人形状態になっているいい作品である。中国の伝統的な服装→チャイナドレス→西洋風ドレス→女侠衣装とサービス精神満点である。この作品のスパイスは、伝統的な中国女ベティちゃんと西欧ナイズされた青年が反発しあいながらも共に戦うと言うところなのだが、過剰に負けず嫌いなベティちゃんの眉をしかめてむっとする表情がとてもカワイイ。

私がシドニーにすんでいた2001年頃にちょうどベティちゃんそっくりの中国人の友人がいた。この頃までは『七福星』『クラッシュ・エンジェルス/失われたダイヤモンド』でしかベティちゃんを知らなかったのだが、そんな瓜二つの彼女もむっとすると同じような表情になるのでカワイかったものだ。

ところで、同じラウ・カーリョン監督ベティちゃん主演で1983年に公開された『掌門人』では、ベティちゃんはアメリカン・ナイズされた女性を演じているらしい。この作品もぜひとも見てみたいものである。


■ベティちゃんの正統派クンフー・アクションを堪能せよ!


レディクンフー 激闘拳
いよいよ最後のアクションへと突入する。終劇までの30分間は怒涛のアクションである。忍び込む屋敷の仕掛けも凄いが、とにかくベティちゃんがイイ!ジェット・リー並みの切れ味でクンフーを見せてくれるベティちゃん。ロリコンオヤジ対象の子供だまし殺陣映画『あずみ』の主人公だと秒殺確定ぶりの立ち回りの見事さである。
それにしても、日本のアクション映画は今だこの時代の香港映画よりも遅れているということを本気で認識しているのか?

權永文。気孔で刃も跳ね返すマッチョな用心棒役のこの男のブルース・リー顔負けのマッチョ・ボディから繰り出される蹴り技が凄まじい。彼は韓国人でテコンドーの名人である。やはり足技最強はテコンドーだろう。『プロジェクトA』(1984)にも出演している。


■これぞ本物のクンフー!


レディクンフー 激闘拳
そして、最後のスーパー・バトルに突入する。ラウ・カーリョンVSワン・ロンウェイのファイナル・バトルである。それにしても、この対決凄すぎる。ブルース・リーとはまた違った意味で本当に凄い男達と言うものを見せてもらった。とにかくベティちゃんに興味がなくともクンフー映画ファンならばラスト30分だけでも見てほしい。

それにしても、ラストで洋装しているベティちゃんの姿を見てぶっ飛んでる黒服の人リュー・チャーフィー(劉家輝)。『少林寺三十六房』『キル・ビル2』のあの真面目そうな武術の達人が、この作品ではろくにクンフーを披露せずにコメディに徹しきってます。しかも全然笑えない。

この作品ベティちゃんは第一回香港電影金像奨の最優秀主演女優賞を受賞したが、興行成績としては年間興行成績25位とあまり振るわなかったようである。(ちなみにこの年の1位は『新MrBoo!アヒルの警備保障』)

− 2007年3月5日(2007年11月17日修正) −


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