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トラック野郎 爆走一番星   (1975・東映東京)
■ジャンル: コメディ
■収録時間: 96分

■スタッフ
監督 : 鈴木則文
脚本 : 鈴木則文 / 澤井信一郎
撮影 : 飯村雅彦
音楽 : 木下忠司

■キャスト
菅原文太(一番星・星桃次郎)
愛川欽也(やもめのジョナサン・松下金造)
あべ静江(高見沢瑛子)
田中邦衛(ボルサリーノ2)
加茂さくら(杉本千秋)
夏八木勲(片岡光二)
春川ますみ(松下君江)
よぉ〜し!いくぞ!今日からオマエはスマタ三四郎だぁ!トラック野郎シリーズ最強に下品と言われた本作の下品さと、父子のお涙頂戴のギャップに酔いしれろ!このチンケな熱さがいつのまにか心地良くなるはず!オレも惚れたぜ!わずか一分も登場しないスマタ三四郎!トルコの帝王の勇姿に!

■あらすじ


日本全国を縦断する長距離トラックの運転手・星桃次郎(菅原文太)が、今回は相棒のやもめのジョナサン(愛川欽也)と播磨、長崎を突っ走る。そして、播磨のドライブインでウェイトレスの女子大生・瑛子(あべ静江)に一目惚れする桃次郎。一方、ジョナサンの勘違いからバキュームカーの運転手・千秋(加茂さくら)に惚れられてしまうのだが、どうなることやら?1975年の年の瀬に公開された『トラック野郎』シリーズ第ニ弾。


■ここまで下品ならば、もう楽しむしかないだろ?


オトコなら!これだろ!?予想外の大ヒットに便乗して作られた第二弾は『爆走一番星』!とにかく勢いで突っ切るトラック野郎だが、今回はちょっと失速ギミ!恐らく前回のWマドンナに対して今回はあべ静江のみという点もだろうが、それ以上に下品ギャグはフルスロットルなのだが、エロネタがいまいちだった点が大きいのだろう。

それにしても前半は超イケイケなんだけどなぁ。後半は東映的チンケなお涙頂戴のつるべ打ちでちょっとノリきれんなオレには。バカと涙を4:1くらいでお願いしたいよ。則文よぉ。まあ今さら遅いが。やっぱり東映はエロなんだよエロッ!



■ナオコ先生の大きな御口



「よっ!いい声してるね先生!顔もイカしてるね先生!だけど処女じゃありませんね」

スーパー級につまんねえオープニング・ギャグは研ナオコと共に始まる。彼女は修学旅行の先生に扮してるのだが、そのバスの背後に迫る桃次郎とジョナサンが、無線機のボリュームをフルにしてからかいはじめる。エロねたなんだが、なぜか妙に爽やかなオープニング。

「失礼しました。ただいまのは新設した無線機のテストでした。お詫びにリクエストお受けします」

の桃次郎の声に対して、バスの窓から顔を出した女子高生たちは「心のこり」をリクエストする!そして、「わたしばかよね〜おばかさんよね〜」となんと無線機のマイクを通して交互に歌いあうのだ!さすがのオレも震えたね!さすが桃さん!
一瞬にして女子高生とナオコ先生を手なずけるこの竿師ぶりが!憎いねっ!


■トルコの帝王・スマタ三四郎推参!じゅんこと共に



「へへへ〜〜あほやなぁ〜じゅんこ〜パパ運転しにくいやないかぁ〜(ブチュ〜〜)」

山城新伍グッジョ〜ブ!いいねえこのエロぶり。ダッチワイフの名前がじゅんこ。しかも女子高生の制服着せて運転しながらバックで抱いてるし。そして、コイツの名はスマタ三四郎。しかも漢字で書くと須間田らしいこのつまんねえ念の入れよう。しかも通称トルコの帝王である。

そう!男ならスマタで二重の涙を流して見やがれ!


「さすらいのダッチウォーカー」山城新伍級の役者がココまでするから価値があんだよ〜。楽しそうだよなァ〜このエロ。さすがトラック野郎はオヤジたちのロマンだ!オレもいつまでもトラック野郎で燃えることが出来る男でいたいよな。


■東映トルコ・ガール



う〜ん。今回はちょっと物足りんよなァ〜。
東映トルコ・ガール(叶優子、城恵美、相川圭子)達が、裸で桃さんと鯛のお造り食べながらだべってるのはいいんだが・・・やっぱ「一発やるかぁ〜」がないとなぁ。実質ここからエロねたは失速の一途を辿っていくのである。

しかし、この雰囲気懐かしいよなァ〜。シドニーのヒモ生活を思い出すよなァ〜。よくこんな感じで、ダラダラだべってたよなァ〜。ホンマ男は、女に囲まれてこそ花って時もあるんだぜ。わかんねえヤツにはわかんねえだろうが、金髪女に囲まれて半年生活してたら絶対この意味分かるはず。つまり男はチンケでバカな生き物ということ。

しかし由利徹のセリフ回しいいよなぁ〜。胡散臭さ満点に
「この見合い写真をみればぁ・・・オナシス未亡人もクジラのしおふきぃ ぴっ〜ぴとぉ〜いぐよぉ〜」


■バキュームカーとやはり登場アカふん一丁



バキュームカーで登場するは宝塚歌劇団を1971年に退団したばかりの雰囲気が有馬稲子的な加茂さくら(1937− )。隣に控えるはラビット関根!このコンビなかなかいいのだがネタがかなりキタナイ。特にバキューム放出ネタは、マジでひいたね。加茂さくらファンの天皇陛下はこのシーンを天皇一家で見ているはずだ!黄金水にまみれる加茂さくら!その点においてはグッジョブ!

しかし、「スマタ三四郎」に対しての天皇陛下のリアクションはどうだったんだろうか?さすが文太兄ィの出る映画は「太陽を盗んだ男」といい伊達じゃねえな!しかし、このアカふん姿。狙ってるとしか言いようの無い確信的なショットだね。そのあと会話で乳繰り合う桃さんと加茂さくらが最高に色っぽくて笑える。

しかし、ジョナサン!スマタ三四郎を加茂さくらのお見合いの相手として紹介しちゃいかんだろう。


■桃次郎には「人間失格」よりも「オナニー女子大生」が似合う



やはり一作目の神業女性陣に比べたら本作のあべ静江(1951− )は清純すぎるよなぁ〜。オレならばここで梶芽衣子あたりだと泣けたんだけどなぁ〜。太宰治ネタでかなり引っ張るのだが、どうもネタがトラック野郎にはかみ合ってないよなァ〜。しかもこれって『男はつらいよ・葛飾立志篇』(1975)をもろに意識してるね。

あっちも寅さんが学問に目覚めるというネタだから。さすが東映らしく松竹が嫌がるようにネタをバッティングさせたんだろうけど、どうせやるならあべ静江は先生で、スマタ三四郎に風呂場を覗かせたりとか、授業に参加して落としたチョークを拾う後姿がパンチラとかそこまで茶化してほしかったよな。

しかし、鶴光がエロ雑誌を売る姿は、グッジョブだった。


■三原葉子。わずか一秒の出演!



毎回登場する桃次郎のライバルだが、今回のライバル・ボルサリーノ2に扮するのは田中邦衛(1932− )。アラン・ドロンやジャン・ポール・ベルモンドの主演作の出で立ちで登場するのだが、邦衛の『仁義なき戦い』イメージとのギャップが楽しめる。

さらにボルサリーノと桃さんがトラックで競い合うシーンに一瞬すれ違う車の中に大泉滉となんと三原葉子(1933− )が登場するのである。しかもこんな表情で!わずか1、2秒の出演だが、豪華というか?成れの果てというか?なんとも複雑に笑えない一瞬だった。

ボルサリーノとの乱闘シーンで、マムシグロンAを唐突に滋養補給する桃さん。
演出は荒いがネタが細かいのが則文節の特徴なのだ。笑えなくてもとりあえずつめとけや!的発想がコイツの持ち味。


■なんと!ジョナサンの奥さんと桃さんが!



オレ的になかなかお気に入りのシーンがこれ!桃さんが瑛子さんにプロポーズする予行練習をするためにジョナサンの奥さんを実験台に、ジョナサンの演出の下で即席台本にそって練習するシーン。そして、勢いあまって2人が熱烈なキスをしてしまうこのシーン。2人ともジョナサンの存在なぞ忘れてキスにのめりこみうっとりするその姿が素晴らしすぎ!

しかし、結果的に桃さんは瑛子にふられるんだが、この瑛子が選ぶ男が夏八木勲演じる義理の兄。つまり自分の姉の元夫なのだが、なんかイタリア映画じゃないか?この展開。夏八木の元嫁は銀座のクラブのママ。そして、その妹と密通し結婚するこの男。これだけで、東映で番外編作れたよな。

この作品も1976年度邦画興行成績第7位(7億7700万円)を記録する大ヒットを記録した。しかし、心残りは当たり屋オヤジを織本順吉が演じていたが、このときだからこそ加藤武にやってもらいたかった。コレ可能にしてたら間違いなく則文は神だったね!
文太兄ィと加藤=打本の掛け合いをトラック野郎で観たかったよなぁ。

− 2007年9月2日 −


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