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トラック野郎 一番星北へ帰る   (1978・東映東京)
■ジャンル: コメディ
■収録時間: 110分

■スタッフ
監督 : 鈴木則文
脚本 : 掛札昌祐 / 中島信昭 / 鈴木則文
撮影 : 中島徹
音楽 : 木下忠司

■キャスト
菅原文太(一番星・星桃次郎)
愛川欽也(やもめのジョナサン・松下金造)
大谷直子(北見静代)
黒沢年男(九十九譲次)
新沼謙治(馬場作太郎)
せんだみつお(三番星玉三郎)
春川ますみ(松下君江)
さすがにもうネタがないのかかなり失速ギミの第8作目。女優・男優陣もスケール・ダウンし、黒沢年男のコネタも滑りまくる。しかも、どうでもいいお涙頂戴の模型飛行機話が延々と続き、しみったれた展開に飽き飽きさせられる。もはや終焉も近いことを感じさせる惰性で作られた作品。

■あらすじ


日本全国を縦断する長距離トラックの運転手・星桃次郎(菅原文太)は今日も相棒のやもめのジョナサン(愛川欽也)とみちのくを突っ走る。そして、常磐ハワイアンセンターで1人の美しい未亡人静代(大谷直子)と出会い、またもや一目惚れする桃さんだった。1978年の年の瀬に公開された『トラック野郎』シリーズ第八弾。


■もはや「トラック野郎」は下ネタの皮一枚でつながっている



相変わらず下ネタが暴走するこの作品で最も笑えるネタがこれ。清純なマドンナ・静代(大谷直子)との出会いが立ちションというバカ度満点のシーンだ。ジョナサンのガキ2人を引き連れ、トイレまで行くのが面倒くさい桃さんはそこらで立ちションしてろと言う。そして、自分も用を足している背中越しに聞こえる声。

「いけませんよボウヤたち、こんなところで」と静代が、ガキ2人の立ちションを叱っている所に、桃さんが最高にいかつい顔で振り向いて言うセリフがこれ。

「余計なお世話だよ。我慢できなかったんだから。なんならあんたもここでやったらどうだ?まくってやろうか?」

しかし、静代の美しさに、小便漏らして、なぜかバナナがぼとりと落ちてしまう意味の分からん下品さの中、一目惚れしてしまう桃さん。そして、もちろん桃さんは豹変し、静代と一緒にガキ2人を叱り飛ばすのだった。
「公衆道徳をわきまえなきゃだめじゃないか!バカヤロウ!」この桃さんの調子よさかなりグッジョブ!


■いいねいいねぇ〜 三崎奈美


「このふぐ着てからみんなよろこんでくれてるんだ。桃さんもどんだ?」

「いやだぁ〜おら、ふじんけんかんだぞぉ〜あああ〜最高でがすぅ〜〜」


なんだよまた東映トルコガールはでねえのかよ?という失望の中、登場する婦人警官のコスプレじゃりぱん4号線のマリーが登場する。扮するはポルノ女優・三崎奈美。もうこの東北弁が最高にエロエロです。いいねぇ〜東北弁のネチネチぶり。マリーを上に乗せてトラック運転する桃さん!やっぱ男のロマンの体現者だよな!


■ハレンチ学園にしては、エロくない


そして、普通の婦人警官をじゃりぱんと勘違いしパンティをずりおろし逮捕されてしまう桃さん。この婦人警官に扮するのは「ハレンチ学園」で一世風靡したという児島美ゆき(1952− )だ。なんか「赤いシリーズ」の原知佐子みたいだよな?この意地悪そうな表情が・・・

そして、警察署で登場する警官が田中邦衛。思った以上に暴走しない邦衛だった。


■遂にミッキー登場!歓喜も束の間わずか1分間の出演



「警察よびまひょかいな?」

「ヒャヒャヒャヒャ 残金耳そろえて持ってきてくれましタンやろな?」


出た出たミッキー!待ってましたぁ〜。これでこの作品はかなり面白くなってくぞ!と思いきや出演時間はわずか1分間!なんじゃそりゃ。しかもサラ金のオヤジというはまりまくってる役柄!とにかくオモロイですこの人。そして、さらに咥え煙草のエロオヤジ一匹。

「金がなくてもね。親から貰った金を稼げる穴持ってるじゃないか?思い切って使ってみてはどうかね?」

父親の借金の返済を迫って、10代の娘に言い放つ『ミナミの帝王』ばりの鬼畜語録その一!「親から貰った金を稼げる穴」って・・・ナイスセンスだな。


■惰性を断ち切るために投入されたせんだみつお


しかし、新沼謙二がうっとおしいなぇ。やたらダサイ演歌が挿入されるシーンには正直引かされる。しかも、この男イチイチ鼻につくんだよな。相手役の新人女優・舟倉たまき(1960− )が、オレの高校時代の彼女にそっくりだっただけに、新沼のうっとうしさをさらに感じたね。

こういうプログラムピクチャーの欠点は、当時流行してるものを詰め込むので普遍性が全くないものも一緒くたに混ぜ込まれてるというとこだよな。最も40代〜50代の人が見たらかなり懐かしいんだろうが・・・

しかし、前作からレギュラー出演化しているせんだみつおの存在。本作では全然効いてなかったよな。この作品から「トラック野郎」は、シリアスさを増していくのである。作品としては、もう完璧に行き詰まり状態であるにも関わらず1979年度邦画興行成績第5位(10億6000万円)を記録するのだった。

− 2007年10月19日 −


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